死ね嫌いな人
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人生の問題点はサーバーがひとつしかないことだと思う。80億人がひとつのサーバーに押し込められてる。
いや、もしかしたら我々が知らないだけで同規模の他鯖もあるのかもしれないけど。『ぼくらの』みたいに。
嫌いな人間が同じサーバーにいることが耐えられない。だから人殺しが起こるのだと思う。別に存在するなって言いたいわけじゃないんです。別のサーバー行けって言いたいんです。二度と私の視界に入らず、この世界に新たな痕跡を一つも残さぬまま別の世界で生きてくれということ。「死ね」という言葉はこの気持ちを言い表す言葉がないために使われる代替語だと思う。
インターネットが生まれてしまった以上、同じサーバーで生きている限りは必ず何処かで巡り合う可能性を秘めている。その可能性が介在しているだけで常に怯えて生きなければならないので、存在可能性自体がストレスなんです。
佐藤君があたしを嫌いになったなら、佐藤君があたしの世界から完膚無きまでにいなくなってくれないとあたしは救われません。
深夜3時、岬ちゃん降臨
別の世界で生きる、っていうのは、絶縁とか、インターネットで言うとブロックとかでは到底なし得ない。全然そんな範疇の話じゃない。Xでブロックしようが存在はしているわけで、友達の友達みたいな感じでつながってた人のエアリプで名前が出たりする可能性があるわけじゃん。存在の気配をそのたびに感じるじゃん。それ自体があってはならないのです。
現実的に無理なんですよ、今の世界の構造では。対象を「二度と私の視界に入らず、この世界に新たな痕跡を一つも残さないようにする」ことが。殺す以外の方法では。
インターネットもない、他に人もいない島へ島流しとかくらいしかないな。当然そんなことができるわけもなく。
こんな事を思ってしまうくらいには嫌いな人間がいるということです。おまえのことだよ。見てるんだろ?
前々から気に食わなかったが、いよいよ反吐が出るほど嫌いだ。つくづく私は観察眼というものがないなと思う。知れば知るほど人の評価が逆転する。軽佻浮薄だと思っていた人が実は誠実で真摯であったり、純粋だと思っていた人が自分のことしか考えていない上に己の瑕疵がもたらした迷惑を被害者気取りで半ば開き直る事しかできない世中野郎だったり。
ようするに能ある鷹は爪を隠すというか、マトモな人ほどマトモであるアピールをしないということです。
何かを赦すことが至上であるという価値観が揺らぐことはない。だから赦しに失敗したとき、それは負けである。
そのうえで、もう負けでいい。骨の髄まであなたが嫌いだ。願わくば二度と私の視界に入らず、私が生きるこの世界に新たな痕跡を一つも残さないようにしてくれ。
「もういい、お互い負けでいい。
アンタがいい人に変わる希望はもう捨てた。あきらめた。」
影山茂夫
がうるぐらが一瞬で転生していたことを今知った。まぁ経緯が経緯だし、個人として生まれ変わるならまだ納得はいくかな。そんなことならsenzawa動かしてやれよと思うが。
【ダメで寂しい人間の相互扶助に関する契約書】
両者の間に次のとおり契約する。
- 甲は乙を嫌いにならない。
- つまり、甲は乙を好きになる。
- ずっと心変わりをしない。
- いつまでも心を変えない。
- 寂しいときは、いつも側にいてくれる。
- といっても、乙が寂しいのはいつものことなので、つまり、甲はいつでも側にいる。
- そうすれば、たぶん、人生が良い方向に行くと思う。
- 苦しいことがなくなると思う。
- 約束を破ったら、罰金一千万円。
今見ると、シンプルに「不可能」という点であまりにも悲痛な契約書だ。それ故に何よりも私に共鳴してしまう。痛いくらいにこの歌詞私のことだ。
- ずっと心変わりをしない。
- いつまでも心を変えない。
ほとんど同じ文言を二回も書いている、というのが、岬ちゃんにとって「心変わり」がいかに恐ろしいことだったのかを雄弁に語っている。
そして終盤につれて「誓い」というより「祈り」のように変貌していく言葉遣い。岬ちゃんがどんな想いでこれを書いたのか想像するだけで涙が出ます。
漫画版を今しがたやや見返したけど、やはり素晴らしい。あまりにも、あまりにも私だ。私が中原岬です。かわいいこと以外は。
やっとわかった。私が生きてるのはNHKの性別反転世界だ。私が中原岬で、私が探すべきは女の子の佐藤くんだったんだ。 逆ヒモとでもいうんですかね。私なしじゃ生きていけないダメ人間の女の子を探すんだ。
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