中原岬を召喚する6:オカルトへの向き合い方
この記事を閲覧するにはアカウントが必要です。
原作者がドスピリチュアルのドオカルティズムということで、最終的に彼に反目するとしても多少なりともその思想を考察することは中原岬を召喚する上で必要不可欠だろう。
結論から言えば、原作者及びその他のオカルトな方法論の最大の問題は「再現性のなさ」にある。
オカルトであろうとなんであろうと、再現性がありさえすればいいのだ。それも別に100%でなくてもよい。低く見積もって6割型以上の再現性が認められれば、科学的根拠があろうがなかろうが、私の中では「採用するに足る理論」となり得る。
重要なのは、これは「他人の理論を採用する」時に発生する問題ということだ。自分で考えた理論に関しては、バイアスにより無条件で採用されるようにできている。だからこそ原作者の滝本氏は自分が編み出した超人計画が正しいと信じて疑わない。疑わない事ができる。だが他人においてそのルールは存在しない。他人を自説で説得するならば、再現性を示す必要がある。
此処で言う「中原岬を召喚する」の再現性とは、レベル別に分けると:
- レベル1: 実際に説の提唱者が中原岬の召喚に成功している
- レベル2: 提唱者の方法論を読んだ人のうち、少なくとも1人が召喚に成功している
- レベル3: 統計学的に信頼に足りうる人数が召喚に成功している
となる。滝本氏はこのいずれも段階にも至っていない、つまりレベル0なので彼の方法論は他人に対して信仰以上の意味を持たない。
Comments ( 0 )
No comments yet.