中原岬を召喚する2:表層考察
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大谷効果で空前のブームとなっているマンダラートでも使うか。
理解のあるAIくんと協力しながら考えていきます。
AIが最初に提案した8つは以下のとおりである。
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【原作理解】:
- 小説、漫画、アニメにおける中原岬の描写を徹底的に分析する。
- セリフ、行動、心理描写、他キャラクターとの関係性などを詳細に把握。
- 各媒体での差異や共通点を明確にする。
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【心理分析】:
- 中原岬の精神構造、トラウマ、コンプレックス、欲求などを深く掘り下げる。
- 彼女の行動原理、思考パターン、感情の起伏を理解する。
- 心理学的な視点(精神分析、発達心理学など)も取り入れる。
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【環境要因】:
- 中原岬を取り巻く環境(家庭環境、学校、地域、時代背景など)を詳細に検討。
- 彼女のパーソナリティ形成に影響を与えた外的要因を特定する。
- 社会的な問題(引きこもり、貧困、宗教など)との関連性も考察。
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【象徴解釈】:
- 中原岬が象徴するもの(孤独、依存、救済、自己欺瞞など)を多角的に解釈。
- 彼女の存在が物語全体に与える影響、テーマとの関連性を分析。
- 文学的、哲学的な視点も取り入れる。
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【自己投影】:
- あなた自身と中原岬との共通点、相違点を明確にする。
- 彼女に共感する部分、反発する部分を深く掘り下げる。
- あなた自身の経験、感情、価値観を投影し、彼女を再解釈する。
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【模倣実践】:
- 中原岬の思考、行動、言葉遣い、ライフスタイルを実際に模倣してみる。
- 彼女の視点、感情を体験し、内面から理解を深める。
- 模倣を通じて得られた気づき、変化を記録する。
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【対話創造】:
- あなた自身と中原岬との対話を想像し、文章や音声で表現する。
- 彼女の思考、感情、価値観を深く理解するための質問を投げかける。
- 対話を通じて、新たな「岬像」を構築する。
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【多角検証】:
- 他の読者、批評家、研究者の解釈を参考に、自身の「岬像」を検証。
- 客観的な視点を取り入れ、偏りや思い込みを修正する。
- 多角的な検証を通じて、「岬像」の解像度を高める。
悪くない球だが、いくつかは重複するように思える。被る部分は統合していきたい。とはいえ元の大谷のを見ても割と重複する部分があったり、そもそもマンダラートというメソッド自体が要素のオーバーラップに陥りやすいので程度問題として許容すべき部分もあるだろう。
細かい部分はのちほど埋めるとして、大テーマはこのようにしてみよう。
まずいちばん手っ取り早く、かつ他要素との侵襲が少ない「表層模倣」について考えたい。
中原岬の公式プロフィールは驚くほど不透明だ。誕生日すらわかっていない。
信頼性の低いソースでは身長154 cm、体重40kgとする記述があるが、定かではない。これは牧野由依さんのプロフィールなのではとさえ思う。
しかし牧野由依から逆算するのはそんなに悪くない。現存する人間では色んな意味で最も中原岬に近いと言ってもいいのではないだろうか。
そんな彼女が「一番太っていた時期(学生時代)」で48kgと言っていたから、少なくともそれより低く見積もるべきだろう。
154cmはちょっと高すぎる気がする。佐藤君は岬の見た目について「見たところ17,18」と言っていたが、傍から見る限りはむしろ15歳前後、下手をすれば12,13に見られてもおかしくない出で立ちだ。童顔なのもあるが、やはり身長は低い。154cmといえば18歳女性のほぼ平均身長である。となると高くても150cm前後、低めに取るならば又吉愛と同じ145cmくらいまで下げてもいい。
これらの外面的プロフィールは、岬について分かっている情報からplausibleな結論を逆算したいと思う。まず、岬ちゃんは料理が上手い。これはアニメや漫画版で描かれている。手作りできるのだから普段の食生活もそれなりにまともなものであると考えるべきだろう。つまり栄養失調とは考えにくい。
とはいえメンクリに一年以上通っていて、かつ運動はしておらず外出もさほどしていない。(よく誤解されるが、現実の引きこもりがデブというのは都市伝説であり実際はむしろ痩せ型になる事が多い。栄養が失調しているからだ。)
胸はあまりない。高く見積もってもB。これらの要素から、平均体重をやや下回るくらいが宜しいだろう。40kgは痩せすぎだ。18歳女性の平均体重が49kgだそうだから、牧野由依の件も踏まえて4345kgあたりからとりたい。152cmあたりから考えたい。とはいえ女性の12
44kgが収まりがいいように見えるが、44という数字は岬っぽくない。43,44,45の中で最も岬らしい数字は43である。よって43kgを採用する。
身長は14618歳あたりの平均身長を見ると思ったよりずっと高い。150cmでも十分低い方らしい。150.1cmとしたい。12/27のどこかにしてやりたい。しかしシンメトリーな日付は岬らしくない。よって12/21は除外。12/22は?意外としっくりくる。12/23、これもいい。12/26、芳しくない。12/27、数が大きすぎる。岬に7は似合わない。12/22か12/23から採用としたい。23ではクリスマスに近すぎる。12/22としよう。一番どうしようもない日付だ。なんとなく形が3に似ている2がみっつということで、ミサキ(3つの3-y)というジョークを1%くらいは内包できる。「近くに岬があるから岬と名付けられた」くらい適当な理由で命名する親だったのだから、これくらいの裏話があってもよいだろう。
中原岬、18歳、150cm / 43kg。
次は誕生日だ。エホバの証人二世ということでパッと浮かぶのは12月だろう。何かと雪と関連がある少女ということもあり、夏よりは冬に生まれたという方がしっくり来る。しかし12/24や12/25ではドラマチックすぎる。ここはどうあっても神を信じられないという彼女の性を鑑みて、イヴとクリスマスを除く12/21
中原岬、18歳、150cm、43kg。12月22日生まれ。
中原岬はおしゃれに興味があるか。アニメ版では年がら年中黄色いロングTシャツを着ている上、デートごっこの時のなけなしもオシャレも(特にメイクアップが)ぎこちない感じだったので、あまり興味がない方と言っていいだろう。漫画版ではそこそこ服をよく変えるが、ファッションセンスとしてはいずれもあまりぱっとしない、なんならちょっと古い印象の服が多い。マンガ喫茶と宗教勧誘を行ったり来たりするだけの生活だったことを考えても、「人並みかそれ以下」が関の山だろう。
しかし中原岬は人目を人並み以上に気にしている。原作では「周りにバレたくない」という理由で日傘をさしている。漫画版では最終話で佐藤君が近づこうとしてきた時「もうずっとお風呂に入ってないから来ないで」という、女子らしい恥じらいも見せた。アニメ版でも叔父さん叔母さんへの迷惑を理由に死のうとするなど、他人からどう見られているかという意味では全媒体においてかなり過敏と言っていい。
だから「オシャレだね」と言われたら多分岬は嬉しいだろう。しかし言ってくれる人はいなかった。そもそも岬は自分のことが嫌いなのだ。嫌いな人間をきれいに飾ろうとするだろうか。私自身がオシャレに造詣が深くないのでここはハッキリとしたことは言えない。黄色のロングTばかり着るのは、こういった自分事に思考を割く時間を減らしたいという意志のあらわれなのではなかろうか。
アニメ版では佐藤君を喜ばせるコスプレについて考える時、参考文献をたくさん当たらないと考え付きもしなかったようだから、そういう面で考えてもファッションについては詳しくなさそうだ。だからファッションへの興味度合いを5段階であらわすなら「2」くらいとしておく。髪はきれいに整っているし、少なくとも化粧用品は持っているようだから興味皆無ということはないだろう。叔父さんの話では「ぜいたく一つ言わない子」とのことなので、ブランド物をねだったりというような年頃の女らしいことはしていないと思われる。
というように、今後しばらくは岬という存在を固めていって、次に今の自分との差異を考察し、それを埋めていく作業となるだろう。「岬になる」が達成されたとしても、それさえも岬を召喚するためのステップのひとつでしかない。先は長い。しかし大計画とは長期的視点を必要とするものである。
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