限りなく透明に近いブルー
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パプリカの流れでパーフェクト・ブルーを見終わった。生涯ではじめて、一人の映画監督にハマっております、いま。今敏さんドツボだわ。絵も話も。
で、内容ですが、完全に気が狂いました。「狂いそう」とかじゃなくて、狂った。パプリカが可愛く見えるくらいイカレてる。ガチで視聴者を発狂させにかかっているとしか思えん。パプリカはまだ「夢」と「現実」と「夢&現実」の3種類しかなくて境目が分かりやすかったんですけど、こっちは夢やら幻想やら作品内の作品やらがごっちゃごっちゃになってマトリョーシカみたいになって切り替わるタイミングも多くてぜんっぜんわからん。主人公が「これは本物?」って言うシーンがいっぱいあるけど、こっちが聞きたい。まぁ要するに最高でした。グロが多いのがちょっときつかったけど。けっきょく最後のが本物なのかどうかもまだよくわかってないから、これは二週目とか考察とかしないとわからないやつっすね。総合的にはlainとパプリカとLSD(PS1のゲーム)を煮詰めて精神病患者の口から語らせたらこうなるだろうなって感じのやつでした。これが処女作ってのは良い意味で狂ってるな。あと、パプリカもそうだったけどやっぱり生活感の描写が上手いと思う。90年代の世界がありありと見て取れた、実写映像見るよりも90年代バイブを感じられる。インターネットのくだりとかね。
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