薄紅の血
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「不滅のあなたへ」を観た。これがmononokeアニメ化バージョンですか。2話が完全にmononokeの世界だったので度肝を抜かれたよ。大きな白い犬、不死で口のきけない少年……骨から復活するところ完全にようちゃんのお兄ちゃんだろ。3話になるとカイバっぽさも出てきた。8話まで観るとどちらかというとキノの旅っぽくもなってきた。
「私の価値がわからないような人に大事にされても無駄」という歌詞、絶妙ですよね。「私の価値がわからない人」が無駄だと言っているのではなく、「大事にされること」が無駄だと言っているあたりが。人格否定ではなく行動否定なんですよ。ここらへんのかいくぐり方がアートフルだなぁと思う。アートフルという言葉、字面が誤解を招きそうだな。(artful: 〔人をだますために〕巧妙な、巧みな、悪賢い、狡猾な / 〔演技・制作方法などが〕技巧的な)
人の恋路はつまらないが、色恋の復讐劇は存外面白い。とりわけその復讐が些細なものであればあるほどよい。正確には、主観においては些細な事柄だが、当人たちにとっては大いなる意味を秘めた行為である、というような、精神的復讐が好き。これが相手方の愛人を殺すとかになるとおおごとすぎていけない。森居ひだりの「こんばんは」とか、小川三四郎の「結婚なさるそうですね」とか、オナマス黒沢の「さようなら、僕の好きだった人」くらいがいい。……オナマスはまぁまぁおおごとか……。どうでもいいけど、「オオゴト」という日本語は欠陥だと思う。frequencyがどう考えても「大事(だいじ)」の方が多いから、大事と書いておおごとと読ませるのがまったく一意にならない。「大人気(だいにんき/おとなげ)」ほどではないけど、大事をとるなら「おおごと」と間抜けに書くほかない。……さっきの文章ちょっと奇跡的だな。「大事(だいじ)をとるなら『おおごと』と書くほかない」て。外国人を翻弄する例文かよ。
そういえば、韓国語は「紳士と神社」「火傷と画像」「防火と放火」等々がすべて同じ発音で区別ができないから欠陥言語だと主張するものがあるけど、上の例からも分かるように日本語も大概だと思う。「箸」と「橋」とかマジモンのバカだろ。とはいえ言語とは総体馬鹿なもので、英語もそうとうひどい。たとえば「set」という単語には430個の違う意味があるらしい。3.5世代分くらいのポケモン図鑑ができるわ。そういう両義性が少ない言語をあまり知らない。噂によるとトルコ語なんかはかなり理路整然としているらしいけど、あまり明るくないので杜撰なことは言えない。しかし両義性があるのも悪いことばかりではない。それ故に生まれるドラマもあるだろうから。
当たり音声:RJ372910
これくらいの値段帯だと賭けやすくっていいね。失敗してもダメージが少ないし、今回はかなり勝率が高い課金でした。予想をやや上回るくらいに良かった。これくらいでいいんだよな、ほんと……ずっとこういうのだけ出てて欲しい。
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