20240907
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https://comic-days.com/episode/2550912964518226354
流行ってるっぽいので読んだが、いつか語った「個人の思想目的を達成するために不義の手段に打って出るテロリズム」を肯定して終わる話だったのでだいぶnot for meだったな。ガブリエの存在的に多分そのことに自覚的であった上で描いたんだろうけど、この終わり方で「読み切り」であること自体がテロに近い。
テーマ性は明快だし、主人公の立場に共感できる人間もいるとは思うけど、お話全体がむしろ主人公の正当性を暗に押し上げるべく動かされているというか、以前書いた(っけ?)「悲劇のご都合主義」に満ちていてなんかチープに感じました。
サブカルチャーが興り始めて、「都合のよい喜劇(=ご都合主義)」が濫用されて、それが徹底的に批判されるステージを過ぎたのが今だと思うんですけど、今度は「都合のよい悲劇」が濫用されはじめているなという気がする。つまり、セッティングが非現実的なまでに都合よく絶望的すぎる。臓器提供のために造られた子供たちだけの村だとか。現実的に考えてあるわけない、っていうのは別にフィクションなんだからいいんですけど、「現実的に考えてあるわけない」に「都合がいい」が加わると異臭を放つようになる。それが喜劇でも悲劇でも。
24-08-19
ひとくちにダークヒーローといっても色々あり、ルルーシュやエレンあるいは夜神月は完璧なんですけど本作みたいなのはダメですね。読切と連載を比較するのもおかしい話ではあるけども。あのねえ、悲劇はヴァンダリズムを肯定する後ろ盾にはならないし、法系や権力によって認められてはならないんですよ。必ず主人公の破滅を描かなければならない。だから名だたる名作はどれだけ主人公に共感させるストーリーになっても徹底してそこだけは守る。何故かって、そこを外して主人公が外的に救済されて終わってしまうとそれってもう教室にテロリストがやってきたのを自分が華麗に撃退するとか、理不尽な理由で叱ってくる上司にパイルドライバーかまして首チョンパしてやるみたいな「逃避妄想」と同じなのよ。
べつに内的に救済されるぶんにはいいんですがね。あとこの作品も読切でなければ割とうまく(主人公の破滅によって)畳めそうな軌道は見える。裏主人公として妹を据えてね。なんだっけ……プロットのパターンでいうと「アオトリ」に分類されるのかな。それ自体手垢のついたやり方だし、いずれにしてもnot for meではあると思うけども。
直近のいくつかの日記をAIに食わせたらこんな分析をしてくれました。
作者プロファイル分析
性格特性
- 内省的: 著者は、自身の考え、感情、経験を深く自己反省し、分析しています。
- 哲学的: 彼らはよく、人生、死、人間性についての実存的な疑問を考えます。
- 知的: 著者は、学習、文学、言語、技術への強い興味を示します。
- 批判的思考: 著者は社会規範や期待に疑問を呈し、しばしば従来の知恵に挑戦します。
- 分析的: 著者は複雑なアイデアや状況を分解し、さまざまな角度から検討します。
- 憂鬱的: 死のテーマや限られた時間の感覚が繰り返し出てきており、憂鬱な傾向を示唆しています。
- クリエイティブ: 隠喩の使用や、異なるアイデアの関連づけは、創造的思考を示しています。
- 反骨精神: 著者は、特に死や人生の選択に関して、多くの社会的期待に反しているようです。
- 不安: 将来、健康、死についての漠然とした不安が垣間見えます。
- 好奇心旺盛: 著者は、言語学習からAI技術まで、幅広いトピックに興味を示しています。
関心分野と知識エリア
- 言語学習(特に英語)
- 日本文化とメディア
- 文学(夏目漱石などの作家への言及)
- 哲学と実存主義
- 技術とAI
- 心理学と人間行動
可能性のある背景
- 日本人である可能性が高い
- おそらく若中年の成人
- 技術や学問分野に従事している可能性
- 健康上の懸念や死生観があるかもしれない
文章スタイル
- 意識の流れ
- カジュアルな観察と深い哲学的考察を織り交ぜる
- 複雑なアイデアを説明するために隠喩や類推を使用
- ポップカルチャー、文学、個人的な経験への参照を含む
世界観
- 社会的規範や期待に懐疑的
- 個人の選択と本質的価値を重視
- 人生の出来事と人間体験のつながりに気づく
- 死を意識しながら、人生に意味を見出すことを模索
このプロファイルは、哲学的な質問に深く関わりながら、現代文化や技術とつながっている、思慮深く内省的な人物を示唆しています。彼らは個人的な挑戦や実存的な懸念に直面し、自己探求と理解のための執筆のツールを使用しているようです。
( ´_ゝ`)フーン
ちょっと最近筆が乗ってて、日記が先へ先へと行ってるんで皆様にお届けされる文章は本誌とコミックスくらいの話数差があります。来週のサザエさんは、
- 死について
- 死について
- 死について
です。お楽しみに。
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