朱色の影絵
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- 今回のオモチャン、プリズム理論の教科書みたいな内容でキツかった
- 穏便派のARuFaがどんどん無口になって過激な発言が場を支配していくさまが
- ARuFaが一番えらくてかっこいいよ、ずっと 居心地悪かったろうな
- 投げ銭のくだりのあたりとかずっと難しい顔してる
- とにかく彼が不憫でならない。今後もずっとこんな様子ならもう独立した方がいい。あんたの誠実さと深遠さの足元にも及ばないよ、誰も。
- 月ノ美兎への凸とかで顕著だったけど、永田ってものすごく人の目を気にする人だよね。オモチャン内でも「寂しがり」と言われていたけど。自己呈示というか見え方をすごく気にするから、求められている(と自分で思ってるもの)に意志をずっと引き摺られている。「下痢しょんべんのオムハンバーグ」みたいな強弁がウケたからそうしなきゃいけないみたいな推進力が徐々に強くなっている気がする。
- 本人の記憶の中でさえ文脈は削ぎ落とされてインパクトだけが引き継がれる。人は生まれながらの歴史修正主義者なのだなあ。
- なんか……いろいろなことに、ひどく、深く失望してしまった。オモコロウォッチはとうに見るのを辞めていたが、もうオモチャンも見ないかもなぁ。
- もう何も見たくない、何も知りたくない、何も考えたくない……
- もう 面白い物語なんてなくないですか? すべてが既知、すべてが既視、すべてがテンプレート
- どんな奇の衒い方をしても見え透いてしまう 最後に面白かったのデルタルーンくらい
- これからは王道が復刻する時代かもしれない
- 音楽も同じ もう全部飽きた 面白くない 面白くない!!!
- 音楽を芯から楽しんでいる人がめちゃくちゃ減った気がする 黎明期のボカロは芯から楽しんでいる人しかいなかった
- 今芯から楽しんでいるのマサラダといよわくらい
- 音楽を芯から楽しんでいる人がめちゃくちゃ減った気がする 黎明期のボカロは芯から楽しんでいる人しかいなかった
- もちほっぺをつねるくらいしかやることがなくなる
- これからは物語の代わりにもちほっぺを消費する時代が到来する

「面白い」という言葉、欠陥説。
情緒の表現としてあまりにも多彩な感情を一つに押し込みすぎている。デスノートが面白い、ボーボボが面白い、進撃が面白い、Slay the Spireが面白い、が全部「面白い」で表されるの、若者言葉の「ヤバい」くらいやばい。
何がひどいって、まともな代替語もないんだよな。これらを識別できるような形容詞がない。作品そのもののカテゴリを形容することは可能でも(ギャグ、心理戦、ローグライクなど)、受動の情緒をあらわすものがない。
なので今作ります。
まず「面白い」の語源を知ることでしょうね。複数の説があるが、今回は天岩戸神話の「面(目の前)が、白い(明るく輝いている)」「愉快なこと、楽しいことで顔がはっきりわかる。すなわち面が白くなる」から採択する。
この理屈で考えていけば良いわけですね。
胸疼い(むなとい)
中国語に心疼という言葉があります。心疼いにすると「しんどい」とやや被るので「胸疼い(むなとい)」はどうでしょうか。活用形としては「オモロ→ムナト」というふうにも出来る。
これは強烈な悲劇を孕む作品の「面白さ」を形容する際に用いる。
胸疼いに該当する可能性のある作品例
- 宝石の国
- メイドインアビス
- エッジランナーズ
- ペルソナ3
- 進撃の巨人
頭熱い(かしらつい)
よく「アツい」「胸熱」などといいます。「熱い」は確定してよいでしょう。しかし「胸」かと言われると正直疑問がある。心痛む作品は間違いなく胸にキているが、アツい作品ってどちらかというと脳が茹でられるような熱じゃないでしょうか。頭にきているはず。
ストーリーというよりはバトルや激しい視覚・聴覚刺激による原始的なドーパミンの放出に特化した作品。場合にもよるがスポーツモノもよく該当する。
頭熱いに該当する可能性のある作品例
- ポケットモンスターXY&Z
- 大乱闘スマッシュブラザーズ
- ドラゴンボール
眉高い(まゆだかい)
目から鱗が落ちるような鮮やかな展開、思わず目をかっ開いてしまうような情緒。目を大きく開けば眉が上がるので。
「眉高すぎ」というと違和感あるかもしれないが、語源から考えると「面白すぎ」も大概なので問題ない。基本他人事なんですよね。
ミステリーとかが多くなるかも。ドキドキするサスペンスとかも含む。
眉高いに該当する可能性のある作品例
- デスノート
- 十三機兵防衛圏
- Ever17
- 氷菓
- ハイパーインフレーション
- サマータイムレンダ
頬痛い(ほほいたい)
これはかなり直感的です。ほとんど慣用句そのまま。頭空っぽにして笑える作品。
頬痛いに該当する可能性のある作品例
- 日常
- ヒナまつり
- ボボボーボ・ボーボボ
- 銀魂
- 魔法陣グルグル
腕軽い(うでがるい)
肩の力を入れずに見られる、穏やかまったりゆったりした作品。ドーパミンよりオキシトシン。
腕軽い作品例
- きらら全般
- アルプスの少女ハイジ
- 葬送のフリーレン
- モモ
うーん……。コウモリ問題が起き始めるな。そもそもヤバいとかエモいみたいなスウィーピングな言葉が支配的になるのもカテゴライズが面倒だからなわけで。世界のどの言葉を見ても同様の傾向にある。時代に逆行した試みではあるのでしょう。
今後はこれで作品を評論していこうかな。これ、あれか……ぷよぷよでいう弥生時代とか宇宙みたいな脳エネルギーの消費の仕方をしてしまうな。面白いと発声する前にジャンル分けするのは疲れるんだな。でもこれは言語の切り替えで起きる疲労感とけっこう似ているので慣れっちゃ慣れかもしれないね。

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