フェイカーズ
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案1
神坂中学に通う男子、城戸は女装の名人であった。完璧に姿を変え、絶対に足がつかないことを利用して万引きや車上荒らしなどでこっそり金を稼いでいた。そんなある日、いつものように窃盗をキメようとしたところ、同じ中学の女子 宮原に声をかけられる。「君、城戸くん……だよね?」今まで誰にもバレたことのなかった変装を一発で見抜かれてしまい狼狽する城戸。「何をしているんだい?そんな格好で……君はもしかして、変態というやつなのか?」冷たい目を向ける宮原。城戸は焦りに焦る。このままでは女装変態犯罪者の称号は免れない。なんでもするから秘密にしておいてくれとマジで嘆願する城戸に対し、悪戯っぽい笑みを浮かべる宮原。「君、よく見るとなかなか……いや、かなり、可愛いじゃないか。よし決めた、君にしよう!」「へ?」嫌な予感がする城戸に対し、宮原の言い渡した示談の条件とは……
【主要人物】
城戸
説明文通り
宮原
中学1年生女子。演劇部。誰にも話したことはないが、密かに男装趣味で、男になって女を抱いてみたいという夢があった。城戸の女装趣味を秘密にする代わりに、自作のメロドラマを「宮原が男役、城戸が女役」で放課後ふたりで撮るという契約を交わす。
「私は男になりたい、君は女になりたい。私たちは実はとても相性がいいと思うんだ」
案2
・宮原一樹
お兄ちゃん溺愛。お兄ちゃんと結婚すると信じて疑っていなかった(異母だからスウェーデンいけば結婚できる)が、兄がホモであることを知り愕然。だから男になってお兄ちゃんを奪うのだ!
つきましては男の癖に男に好かれたいという人の気持ちを知りたかった。木戸はちょうどよかった。女の子の気持ちを教えてあげるからホモの男の子の気持ちを教えてくれと取引を持ちかける
「女の子になって男の人にチヤホヤされたいってそれホモでしょ?」
キャラクターの核としては、本気でやりたくて男装やってるわけじゃないということ。木戸と違ってファッションTSということになる。お兄ちゃんに愛されるために男になろうと無理をしている。性自認は女だし男に恋をする(ここまではお兄ちゃん以外out of 眼中だったが)
木戸のことは利用して捨てるつもりだったが、「取引」を続けるうちに木戸に本気で恋をしそうになってしまった だから突き放そうとする
・木戸
小学校の頃の仮装大会でノリで女装したらかわいーかわいーってみんなに言われて調子乗っちゃった人。
こいつも厄介なことに、性自認は普通に男で女に恋をするが、セックスは男としたいという所謂バイ。宮原に恋をしていく。宮原と違い、木戸は「女装」に対しては本気ながら男を好きになりたいわけではなく女を好きになりたい。つまり理想は女装癖を受け入れてくれる女さんを好きになりたいのです。
| 木戸 | 宮原 | |
|---|---|---|
| 異性装 | 本気 | ウソ |
| 計画上、互いとの恋愛は | 望ましい | 望ましくない |
1話
小学校の頃の仮装大会でノリで女装したらかわいーかわいーってみんなに言われて調子乗っちゃった。そのまま高校まで密かに女装を続けていた あの頃とは違い骨格も成長して段々女装ができなくなるのが怖くて仕方ない
俺は女になれているのか?誰か教えてくれ…… あるときついに承認欲求に負けて女装を投稿 ぶっ叩かれる 死のう……
→山奥へ女装の状態で向かう 女として死んでやる!!死んでやるしんでやるう~~
↑宮原に見つかる 「木戸……くん?」
アーーーーーーーーーーッ
イヤ キドナンテヒトシリマセンヨ??(すっとぼけ)
なに……してるの?
アナタコソコンナヤマデナニヲ
あたしの家、この近くだし……
(なんでこんな山奥に人がすんでんだよ!!!)
なんでそんな格好してるの??
(ブチッ)うるせーーー!!俺は女装趣味の変態だよ!!!
男の癖に男にちやほやされたいキモオタクだよ!!悪いか!!俺だってなあ!俺だってこんなふうになりたくなかった!親を泣かせたくねーよ!でも心に嘘を付くのも嫌なんだ!!だって俺が俺を否定したら!俺の生まれてきた意味!なんにも残らねーじゃねーか!!
ハアハアハアハアハアハア
……
宮原:ぞくぞくぞくっ
宮原「待っていた……キミのような変態を……」
木戸「は?
宮原「そっかそっか。木戸くんは男のくせに女の子になりたいんだね
宮原「変態だね
木戸「うううううう
宮原「でも安心して。木戸くん……けっこうかわいいよ
木戸「;;
宮原「じゃああたし、みんなに言いふらしに行くから
木戸「ちょっとまてーーーい!!;死のうとするのを止めるとかないんか!?
宮原「止めてほしいの?
木戸「……いや、いいわ……もう死ぬしかねーよ冷静に考えたら
宮原「そんなことないよ。だってあたし木戸くんにあえてとっても嬉しいもん
木戸「えっ」ドキッ
宮原「ねぇ、取引しない?このこと黙っておいてあげるから 協力してほしいの
木戸「なにに?
宮原「あたしの秘密……。
*木戸、目隠しをつけられる
木戸「おファッ!?
宮原「ちょっとそのままでいて。絶対外しちゃダメだよ
木戸「なにする気だ!
スルスル……
!?!?!?
「もういいよ
*宮原、男の制服で男装
木戸「……!?
宮原「あたし 男の子になりたいの
宮原「あたしは男になりたい、木戸くんは女になりたい。あたしたちは実はとても相性がいいと思うんだ
宮原「木戸くんに教えてあげる。女の子はどう振る舞うのか、どんな気持ちでいるのか。だから木戸くんも教えて欲しいの、オトコノコの気持ちを
木戸「……も、もっといい相手がいるだろ……なんで”俺”なんだよりによって
宮原「木戸くんじゃなきゃダメなの(目薬
意味がわからん……でも……
木戸「……俺に選択肢はないだろ、脅されてんだから
宮原「契約成立!じゃ今日から……なんていうんだろ?こういう関係
木戸「こ、こいび―
宮原「共犯者、いや、偽のアイデンティティ同士の存在……
宮原「フェイカーズ、かな
*こっから数話はラブコメらしくイチャイチャ
<イチャ回>
・女声講座
高さはあんまり関係なくて喋り方とか抑揚が大事
というわけでホイ→叡智な台詞
女性らしさあふれる台詞でしょ?^^(熱いセクハラ)
じゃーーお前が先言ってみろよ!!
>サラッと言う
羞恥心とかないのかコイツにゎ
・かわいいスチルで木戸が復唱
宮原「いい!いいよ!(押し売り)
マジメにやってよ!!
(やっぱ主人公はナエギマコトくらい可愛めにしようかな…)
じゃ次はぼくの番 オトコノコが喜ぶこと教えてよ 普段何を考えてるのか
(宮原視点では、兄がタチっぽかったのでネコの男の視点を学びたかった。女装男なんてネコに決まってんだろ、という推測)
たとえば……どんな妄想してるかとか(下半身に手をやる
ちょっと待てよ(閃き)やっぱりおかしいぞ(ダンロンのひらめきスチル)
<裁判:太陽編>
男になりたいと言ったな。だがお前が今相談してるのは只の男じゃない、女になりたい男なんだ
それってお前が目指す男のサンプルとして最悪なんじゃないか? 男らしさを身に着けたいお前にとって益がない筈だ!
「なにか誤解があるようだね
「女の子の格好をするってことはさ オトコノコにそういう目で見られたいってことじゃない?
「そういう意味では確かに君は男らしくはないかもしれない でもそれはタチではないというだけの話
はい??
「女とメス堕ち男は全く別のものなのよ!!
そういう視点で見られたいって思ってるメスオスをノす男になりたいの(嘘)
こんがらがってるーーーー‼️!
「世はまさに大モブレ時代! 力強い男としてメス男を落とす、すべてはそのためだったんだよ!(狛枝フェイス
gkbr
・次話
<in 学校>
宮原はやべーやつだ……しかし女装の証拠を握られている以上抵抗できない
男装宮原の方を脅すという手もあるが、あの様子だとそれで怯んでくれそうにはないな…
結局奴の目的はなんなんだ? 俺を…落とす? どうやって?
(妄想: dildなど)
*しばらく平然とした宮原の優雅な日々をうつす
こうしてみてるとまったく普通なんだがな……
<そしていつもの逢瀬>
「デートしよう
はい??????
女装を身に着けるにはやはり実際に出歩いてみないと
いやいやいや!いろいろ成立してねーから
もちろん此処でじゃない。知人が誰もいない場所にいくんだ それなら最悪バレても旅の恥はかき捨てだろ?
そうかなぁ
ぼくも男装してあげるからさ
で、で、でもデートとかし、したことないし…///
「えーマジDT!? 胎児までだよねーキャハハ
*なぐる。(コメディックに のびたとかしんのすけみたいにしてもいい
「殴ったね! 親父にもぶたれたことないのに! ……もっとぶってくれ!
もうやだこいつ
<そしてデート。オシャレは宮原も手伝ってあげた>
宮原の目的:「男」としての宮原に魅力を感じてもらう(so that お兄ちゃんにも感じてもらえるかもしれないから)
旅館にも一緒に泊まる
木戸「泊まり!?正気ですか蛍原さん!?
宮原「誰が蛍原だ(扇子で叩く)
木戸「男と二人で泊まりって……いいのかよそれ
宮原「なにか勘違いしているようだな。襲うのはぼくの方だよ(゚∀゚)(アヤシイグッズを持ちながら笑う
まて。(ぐるぐるダッシュを掴む)
<デートある程度描いたのち in 旅館>
宮原「男湯か女湯か、それが問題だ
問題じゃないからね。別れて入ろうね
宮原「ぼくらは互いにどちらに行く権利も持っている
もってないからね
宮原「流石に女湯は君にはレベルが高いか 一緒に男湯へ行こう
正気ですか
宮原「タオルで隠せばバレやしないさ
そうかなぁ……まあyour funeral not mine
*さいわいにも だれも いない。
宮原「テイルズの温泉イベントってどう思う?
木戸「どういう会話のスターターセットそれ?(どうも思わねーよ
宮原「常々理不尽だと思ってるんだよね。男が女湯を覗くイベントはあるけど、女が男湯を覗きにいくのがあったっていいじゃないか 男が照れてる姿を見たい場合はどうすりゃいいんだ!
木戸「需要がないよ
宮原「ところで君は男に興奮するってことでいいんだよね?
木戸「おぼえがねーーー 言った覚えがまったくねーーーーーー
宮原「そうじゃなきゃ女装なんてするはずないよなあ
木戸「それは偏見だし、そう……簡単に割り切れるものじゃないんだよ
宮原「ふむ(真面目なトーン)気が乗らないならいいけど、あたしは本当に知りたいと思ってるよ 木戸くんのことをもっと
宮原「生まれた意味がないなんてことない だってあたしは木戸くんのおかげで……
木戸(ち、ちかい~~~~~~
*温泉に挑戦者が現れました。(でかいおっさん)
<就寝について>
・互いの浴衣のブチヌキコマ
・宮原「……なんでそんな後ろを隠してるの?;
木戸「お気になさらず、ゴルゴ13好きなんだ
宮原「襲われると思った?
木戸「思いたくないね
宮原「ねえねえ ぼくって男っぽい?
木戸「全然
宮原「(ショック)嘘だよな?
木戸「まあ、あけすけな性格とか、態度は男の悪友って感じもするけど……見た目はその、どうしても……
*宮原、木戸視点だとかなりショックそうに目を見開く
宮原「そうか
木戸(なんだそのしおらしい反応? 俺のことを皮肉りながら流すかと思ったのに
宮原「どうすればもっと男らしくなれると思う? 頼む、教えてくれ……
木戸「んなこと言われても……筋肉つけるとか?
宮原「なるほど_φ(・_・
木戸「なあ、お前の目的上男になる必要ってほんとにあるのか?femdomになればいいだけなんじゃ
宮原「君は何もわかってない。何も……
木戸「まあ性癖はわからんけど…
宮原「本当は、あたしは…
宮原「……ごしょうだから正直に教えてほしい 君は女装してる時、男に抱かれたいと思ったことはあるか?
木戸「……(真剣な目だ)ま、まぁ、うん……
宮原「それは……やっぱり本物のXXXがないと成立しないか?
木戸「は??
宮原「偽物じゃダメか? ニバンじゃだめか? 女の子のおしりじゃ駄目か!?(ガバッ
木戸「み、宮原どうしたんだよ
宮原「悔しいよ……(泣き顔)
木戸「……
宮原の事はわからない。はじめからずっと……
理由も過程も何もわからないけど でもあの涙だけはおそらく本物だった
ーーー
<次話:旅行帰り、普通に学校>
・学校では普通に女子として振る舞っている…二重生活だ
・いや、俺も似たようなものか……
・フェイカーズ、か……
ここらでサブプロットとして、木戸にひそかに好意を寄せる女性との関わりや、逆に宮原に好意を寄せる男との関わりを映してみる
いい感じになってきた芋っぽいメガネ女子に告られる
木戸(どうする、どうするよ俺!? 受け入れちゃっていいんじゃないのか?そうだよ宮原はヤバい奴だ。あんなやつに付き合うギリはない。女装がバラされたってもはや知るか、この子ならきっと受け入れてくれる。今この子と結ばれれば、そうすればきっと、普通に戻れて、何もかもがうまく……
木戸(なにもかも、うまく……
*宮原の涙などがフラッシュバック
*悔しいよ……
*気づけば断っていた自分
カラス:バカなことを
木戸:自分でもそう思う
宮原「ごめんなさい。もう心に決めたヒトがいるの
↑を木戸はこっそり目撃してはからずもウキウキしてしまう 心に決めたって俺の事!?
n話
宮原に恋をしていくが、ある日彼女が知らない男(兄)と歩いてるのを見て絶望
全部嘘だったのか?俺をからかうための?滑稽な俺を見て笑ってたんだろーー!!
みや「ちがうよ……
じゃあ誰だよあの男は!!
みや「……お兄ちゃん
はい?
みや「ウソだと思うなら調べればいい。でも教えて
みや「あたしが知らない男といて、木戸くんになんの関係があるの?
それは……
みや「ねぇあたしたち恋人だっけ?違うよね?お互いの欲望を発散させ合うためだけの取引相手でしょう?
お、男になりてーのに男と付き合ってたらおかしいだろ!
みや「女になりたいくせに女と付き合ってるキミが言うんだね
みや「あたしのこと好きなんでしょ?女装して男にモテたいって言ってた癖に フェイクやろーだね
誰がテメーみてーなブス!!どーせ友達いねーんだろ!こんな女だって知ったらきっと兄貴にも愛想尽かされるぜ!
*↑は宮原への禁句……クリーンヒット
みや「」ポロポロ
あ、いや、ごめん、言い過ぎt――
みや「」ダッ
宮原ッ!
<次話>
- フェイク野郎、か……。
- 確かに 俺は何がしたいんだ?何がしたかったんだ?
- 可愛くなって ちやほやされて その後は……?
- そうだ 女装は 俺が生まれた意味 ハルカは俺という世界でしか生きられない
- だめだよ…このままじゃハルカが消えてしまう…!
- 宮原との活動で女らしさが上がったはず…今ならきっと…いや…そうでなくても…
- 誰かハルカを認めてくれ!!(ネット掲示板に描き込む)
- ヒット
- ハッテン場で出会う
- あの時見た宮原のお兄ちゃんに当たる!!!
- うおおおおおすごい展開だ
<+2話>
- 木戸「あのときのーーー!!
- あに「??;
- (やべっ口はつぐんどこう)
- あに「きれいだ……
- 木戸「//////
- 木戸「あの、あたし、こういうことはじめてでっ
- とりあえず喫茶店に入ることに
- 木戸(わーわーわー初めてこんなとこ女装できた!
- 女装男が好きなんスか?
- どうだろう。若いオトコノコならなんでもいいかなアハハ
- 掲示板、ろくに内容見ずに年齢だけ見て来る人が多いんだよ 書き込むのは50台とかが多くて若い子そうそういないからね
- これはマジ。実地調査済み
- 木戸「しょ、初対面の人にこんな相談おかしいですけど…俺はよくわからなくて
- 「自分が何者なのか、何が好きで、どうなりたいのか
- 「……ある女の子と 最近よく話してて
- 「脅されたようなものなんですけど はじめはなんとも思ってなかった でもだんだん気持ちが傾いていって
- 「俺は正直 女装なんて やめられるものならやめたい まっとうに、ふつうに、生きたい……だからあいつを好きになれば全部解決するんじゃないかって!
- 「でも 俺の中の何かが囁くんです ”ほんとうにそれでいいのか?”と……
- 「何かが俺を女装から引き剥がしてくれない
- ネタバレ:全部読んでからだと、この「何か」とは「宮原との関係を進める恐怖」だったんだね
- 兄「……それがきみの”本気”だからじゃないかな
- え?
- 兄「人が一生のうちに本気になれるものは限られている。誰に否定されても、どんな障害があっても……それがどれだけ不合理なこととわかっていても、離れられないもの それが人生における”本気”ってやつだ
- 兄「穿ってみればすべては無意味だ 趣味も生活も 山登りなんて危険なだけだし 本なんて数百年後には腐食されてる 結婚したって子をなしたって ぼくも子どもも100年後には誰も残ってない
- 兄「そういうふうに見れば、全部は無意味なんだ だからこそ何であろうと意味を持てる、ともいえる 女装だって同じさ
- 俺の、本気……
- 兄「自分が何者かわからないという気持ち、よくわかるよ。僕だって本当はそうだ。家族を悲しませたくないし、ふつうの性指向に生まれられたならもっと楽に生きられたろう。でも、そうじゃなかった。そうはならなかったんだ。
- 兄「だから僕は自分を否定しない。誰になんと言われようと、罵られようと……ぼくの心がキミのような子を好きだと言ってるから。それが、ぼくの人生の本気だから
- 兄「きっともう、キミの中には答えがあると思うよ
- おにいさん……;;
- (そうだ……)
- 回想:女装に励む日々
- それこそが俺だ!俺はやっぱり女装をするために生まれてきたんだ!!
- 「ありがとうございます!俺やっぱりあいつとは別れる 言いふらされたって知るもんか!俺は俺だから!
- 兄「そろそろホテルいこっか
- え゛
- 兄「……もしかしてイヤ?
- そ、その、緊張というか、心の準備が、というか……
- (逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ)
- はい///(コクッ)
- あの、おれんち一人なんで、きてもいいっすよ……
~~~
宮原サイド
- ……ちょっと言い過ぎたかな
- でもひどいんだもん木戸くん
- しょーがない菓子折りもって励ましにいってやるか~w
- →おにいたまと木戸が仲睦まじく歩いてるのを見る
- *信じられないくらいの衝撃。
- 宮原、声もかけられずボロボロ泣きながら脱兎
- 兄「ん?一樹……?
- きど「どしたんすか~。O。
- 兄「いや、なんでもない
- いよいよルームイン
- やろうとするが……
- *宮原の顔が頭に浮かぶ!!
- (クソッ クソックソックソッ!なんでこんな時にまで!
- (ああ そういや”こう”なってるってことはあいつはウソついてなかったのか ほんとにただの兄だったんだな
- (オマエは結局何がしたかったんだよ?何が……
- 兄「……ハルカくん?
- 木戸「あっ、あの、その……
- *木戸の木戸、なえぽよ~
- 兄、苦笑
- 「ごめん、少しハヤすぎたかもね。今日は帰るよ
- 木戸「あっあの、ご、ごめんなさ…
- 「大丈夫。それに、僕も少し気になることが出来たから。また、会えるかな?
- 木戸「はいぃ
- それじゃ
- ガチャ
- 木戸「あーーーーーーーーあああああああああ!!!!!!!!!」ジタバタ
- 木戸「宮原め、今度あったらぶん殴ってやる
- 木戸「……うん?(窓からマンションの下を見つめる
- あいつのバッグじゃん 忘れてったのか
- *中を改めるとなんか感動的な木戸へのプレゼント等
- 届けにいかなきゃ(使命感)
- 木戸(どこだ?寮行きゃ会えるかな……
- *初対面の場所へ
- そこには手首を掻っ切った宮原の姿が!!!
- →即病院
<+3話>
- 病院へ 兄とハルカが行く
- 兄「知り合いだったのか……
- ハルカ(なんか気まずくなりそうだし)「あの、ごめんなさい俺は帰りますっ、これ返しといてあげてください!
- ぴゅー
- *兄、病室へ
- 宮原「おにい、ちゃん……
- 「心配かけてごめんなさい。ほんとうにごめんなさい。ごめんなさい……役立たずでごめんなさい……
- 兄「一樹……
- *兄、妹を抱きしめる
- 「おまえを役立たずだなんて思ったことは一度もないよ……大切な妹だ
- 宮原「……ぁ
- 喉まででかかった「じゃあ抱いてよ」を飲み込む
- 「じゃぁ……てよ……」 みたいなLのガマガエル的な表現でもいいかも
- *描写としてはただ涙がボロボロ落ちる
- 絞り出したような 「どうして……?」
- 兄「?それは―
- 宮原「どうして こうなるの……?;;;」
- 兄「一樹?
- 宮原「ごめんお兄ちゃん きょうは……もうひとりになりたいの……
- 兄「……わかった ああそうだ お前の友達がこれ返すって
- 宮原「……捨てておいて
- 兄「え?
- 宮原「もう、いらないから」ニコッ
*一方、病院近くの寒空のベンチで考え込む木戸
木戸(なんだってあんなこと……やっぱり聞くしか無い)
*兄が出てくる
木戸「あ……
*兄、険しい表情
兄「ひとつだけ……確認したい
木戸「え
兄「きみは一樹のなんなんだ?
木戸「俺は……
兄「女の子と懇意にしていると言っていたな あれは一樹のことなのか?
木戸「そ、その
兄「あれも年頃だ……ましてぼくがあいつの恋愛にとやかくいう権利はないしその気もない だが
兄「もしキミが一樹を泣かせたなら ぼくは許さない
*兄、去る。
木戸(……………
*木戸、病室へ。
コンコン
木戸「宮原……?
宮原「(!)
*返事はない。
木戸「入るぞ……?
<+4話>
宮原「……やあ木戸くん」1話スマイル
木戸「容態は大丈夫そうだな
宮原「ちょっと熊に引っかかれてね
木戸「はっ」
木戸「……宮原、ごめん
宮原「なんできどくんがあやまるの?」1話スマイル 不気味
木戸「正直、わからんけど……俺が宮原を傷つけたんだろ
宮原「あーあ……
宮原「自惚れるのも大概にしてほしいなあ フェイカーくんが
木戸「え……
宮原「もしかしてキミのことが好きだとでも思った?冗談
宮原「女装趣味の変態くんのことなんて気持ち悪いだけだよ^^
宮原「今までのこともずっとからかってただけ^^ どう?どんな気持ち?
宮原「いや~痛快だったな~木戸くんがあたしの手のひらの上で踊ってくれるの
宮原「あはは……あはは……
宮原「もう帰れば?キミと一緒の空気を吸ってると気分悪いし^^:
木戸「オマエこそ あまり俺を見くびるなよ
宮原「はぁ?
*木戸、厳しくも優しい表情。ふざけ一切なし 怒りも一切なし
木戸「曲がりなりにも一緒にいたんだ そんなくだらねーやり方で誤魔化せると思うな
木戸「一番のフェイカーはオマエじゃねーか
宮原(ぐっ の顔)「あ、あたしはふつーだよ、男装は好きだけどキミと違って友達もたくさんいるし彼氏だって……
木戸「そんなに俺のことが信じられないか?
宮原「……そうだよ
宮原「信じられるわけないじゃん……あんな、あんなことしておいて……!!
宮原(ボロ・・・ボロ・・・)
宮原「おにいちゃん……おにいちゃぁん……
木戸(……)-|_ -|
木戸:そうだ。なんとなく、俺は気づいていた……。
<シーンフラッシュバック>
木戸:宮原が好きなのは、俺じゃなくて、兄……
<+5話>
宮原過去編。冒頭で書いた人物紹介の通り
お兄ちゃん溺愛。お兄ちゃんと結婚すると信じて疑っていなかった(異母だからスウェーデンいけば結婚できる)が、(部屋のエロ本とか?女の告白を断ってるとことか?日記帳でもいい)兄がホモであることを知り愕然。だから男になってお兄ちゃんを奪うのだ!
つきましては男の癖に男に好かれたいという人の気持ちを知りたかった。木戸はちょうどよかった。女の子の気持ちを教えてあげるからホモの男の子の気持ちを教えてくれと取引を持ちかける
他のやつに取られる前に一刻も早く立派な男になってお兄ちゃんを誘惑したかった
宮原「それが、まさか木戸くんに先に取られるなんてね……なんてお笑い……
木戸「……お兄さんとは何もしてないよ
宮原「ウソつき!!!!!
木戸「ウソじゃない。てゆーか、多分嫌われた
宮原「え?
木戸「お兄さんは、おまえを何より大事に思ってるさ
宮原「……しったような、こといって!だからだよ!あたしはお兄ちゃんの”大切な妹”だから!!だから……お兄ちゃんとけっこんできないんじゃん……ぐすっ
木戸:……それが、宮原の”本気”だったのか
木戸:たしかに、倒錯している。俺と同じかそれ以上に……
木戸:しかし彼女は、いったいどれほどの苦しみを抱えて生きていただろう。たったひとりでずっと……
宮原「(ヤケクソ涙笑顔)だからね、もう死ぬのです。おにーちゃんとけっこんできないなら生きてても意味ないのです
木戸「やめろって!!
宮原「木戸くんにはかんけーないでしょ!言っとくけどあたしに優しくしてもなんにもしてあげないからね!ちんちん一本だって触ってあげないから!!!
木戸「いらねーよンなもん!!
宮原「じゃあ何!?木戸くんはあたしに何を求めてるの!?
宮原「ああ、脅迫のこと!?だったらもういいよね?あたしが言いふらしたら今度は木戸くんが言いふらせるもんね?実のお兄ちゃんに欲情する変態だって!
宮原「てゆーかほっとけばあたしは死ぬんだから、木戸くんもハッピーじゃん!!なんでかまうのよ!
木戸「それは!!
木戸:そうだ、なんでだ?
木戸:俺の本気は、女装をすること!宮原は関係ない!
木戸:じゃあなぜこいつに構う?同情か!?それともやっぱりヤりたいだけか!?
木戸:違うだろ!!!!俺は………!!
木戸:「俺は!宮原が好きだ!!!
宮原:「はいウソ!!!ぜーーったいウソ!!うそうそうそうそうそ!!
木戸「じゃあどうすりゃ証明出来るんだよ!!言ってみろ!なんだってしてやる!!
宮原「じゃあ、じゃあ……!!えっとえっと!!
……
*カッターを取り出す。
宮原「あたしと一緒に死んで?♡
<+6話>
木戸「え……
宮原「ひとりはさみしいもんね♡木戸くんがいっしょに死んでくれたら怖くないなあ♡
宮原「ネエ……すきならうれしいよね?
木戸「
木戸「いいぜ
*宮原、流石にショックなかお。
宮原「……ほんっとうそばっかりだねキミは。そんな気ない癖に
*木戸、カッターの刃を素手で握る
宮原「!!
木戸「ひとりぼっちは寂しいんだろ
宮原「……ぐすっ
宮原「ちがう、ちがうよ。もうやめて。ごめん。ごめんなさい。あたしが全部悪かったんです
宮原「木戸くんはだめ……木戸くんまでこんなふうになっちゃだめだから
宮原「ぐすぐす
木戸「……
木戸「……宮原、”本気”って何か知ってるか?
宮原「え?
木戸「俺ぁない頭使って色々考えたぜ ここ最近、ウソだのホントだのそんな話ばっかだったからな
木戸「でも今 なんとなくわかった気がするよ
木戸「答えを知りたいか?じゃあもう少しだけ生き延びな
木戸「学校にきたら教えてやるから
数日後
*登校前。
<フラッシュバック>
(人が一生のうちに本気になれるものは限られている。誰に否定されても、どんな障害があっても……それがどれだけ不合理なこととわかっていても、離れられないもの)
木戸「それが本気だ」
でも、お兄さんの定義は不足してる
その”本気”じゃ袋小路だ
宮原はずっと”本気”だったんだから
(補足~ここは多分実際にはダイアログにしない:すべてに否定され、すべてに阻まれた先にあるのは……死だけだ)
「教えてやるよ、”本気”の辞め方を」
登校する宮原
ガラガラ……
(木戸くんはまだきてない)
ガラガラ
*木戸、入室。
「「「!?!?!!?!?!!?!?」」」
*木戸、バリバリの女装で登校!!!!!!
木戸「皆さん聞いて下さい!俺は小学校からずっと……女装が趣味でした!!
木戸「こんな俺でよかったら、誰か付き合ってください!!!
しーーーーーーん
*空気がこの世で一番死んだ瞬間
*木戸、清々しい笑顔で宮原を見る
*宮原、唖然
木戸:ハルカは死んだ。でも、俺の中でじゃない。
木戸:本気だろうと虚偽だろうと、命の炎はいつかは消えるもんだ。
木戸:そして、人生に本気は必要だが、本気に人生は必要じゃない。
木戸:喪ったっていいんだ。変わったっていいんだ。
木戸:「かつて本気だった時期」は消えないのだから。
木戸:俺が本当に抗っていたのは、ソーシャルノームに屈することじゃない。
木戸:女装に縋り付く心こそ、俺にとっての”ウソ”だった。
木戸:これこそが自分(identity)だと、決めつけていたんだ。自分の心の変容から目を背けて。
木戸:宮原との関係を進めるのが怖くて。こっち(宮原)を”ウソ”とすることで、物語から逃げていたんだ。
木戸:だって俺は本当はずっと……
<フラッシュバック:宮原とのおもひで 2p見開き>
木戸「かわいい自分に恋してて!もっとちやほやされたくて!!
木戸「でも成長するにつれてそれは失われていって……かわいい俺が遠ざかって!
木戸「どうしても諦められなかった!だって本気で好きだったから!!
木戸「でもホントはわかってた!もう自分が可愛くないってこと!
木戸「どうやったって抗えないものがあるんだってこと!
木戸「逃げてたのは俺の方だ!**本当の本当**の気持ちから逃げてたんだ!
木戸「俺は心の底ではとっくに諦めてた!「諦めたってことを諦めきれなかった」んだ!
木戸「新たに差し伸べられた手も全部振り払って!その結果すべてを失った!
木戸「でもこれ以上は失わない!新しい俺はもう別の本気を見つけられてたから!
木戸「だから俺は……諦めることを諦めないのを諦める!!
木戸「俺はもう、ハルカにはなれない
木戸「さようなら、ハルカ……
<屋上>
木戸:俺は、宮原が好きだった。はじめからずっと……
宮原「……ふーん
木戸:だから……さっきのこと、もう一回言う
木戸:こんな俺でよかったら、誰か付き合ってください
*宮原、笑顔。
宮原「おことわりですっ♡
木戸:……ありg え????????
宮原「じゃねーw」*屋上を去る
木戸:……
木戸:エエエェェェ(´Д`)ェェェエエエ
*放課後。
木戸:ほけー(魂が抜けている)
<宮原サイド>
*1話並の清々しい顔で、お兄ちゃんに電話する。
宮原「もしもしお兄ちゃん?大事な話があるの。今から会えないかな?
*夜 in 木戸家
木戸:ほけー(魂が抜けている)
木戸:ま、まあ、そうだよな……こんな変態好きになるわけねーよな 明日からの学校生活地獄だろうな あーあ全部棒に振ったなあ
木戸:けど、告白断るときの宮原の顔、すっきりしてたな。
木戸:もう、死のうなんて思わないよな。
木戸:じゃあ、いいか……。
ピーンポーン
木戸:ああ?こんな時間に……ガチャ
宮原「やっ
木戸:ハァ?
木戸:……sigh 死体蹴りはかんしんしねーぜ宮原さん
宮原「フラれちゃった♪
木戸:……??? いやふったんだろオマエが
宮原:お兄ちゃんにさ、伝えてきた。ぜんぶ
宮原:子供の頃からお兄ちゃんが好きだったって。こっそりお風呂を隠し撮りしたり、お兄ちゃんのパンツ盗んでにおい嗅ぎながらオナニーしたりしてたって
木戸:ええ……(ドン引き)
宮原「お兄ちゃん、やさしく断ってくれたけど、あれは完全に引いてたね
木戸「だろうな;
宮原「あーあ。あたしもこれで一巻の終わりか~
木戸「フェイカーズは解散だな
宮原「そだね
宮原「……(泣き笑い顔。よろしい顔)
宮原「ねえ、木戸くん
木戸「なんだよ
宮原「あたしと契約しない?
木戸「今度はどんな契約だ?
宮原「それはね……
*木戸家の屋根を映し出してヒキの構図でフェードアウト。
E・N・D♡
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