デビルマンcrybaby-感想
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原作は読んでないけど、だいたい同じ意見かも知れん。
一番気になったのが最終話に至っても明の立場が「悪魔から人類を守る」という構図だったこと。「おまえら(人間)こそ悪魔だ」っていうのがデビルマンの最終回答じゃないんですか?

「地獄へ落ちろ人間ども」と叫んで大衆を焼き殺した直後に「にんげんまもる!」はだいぶ意味不明だった。むりやり納得しようと思えば筋道作れなくもないけども、どう考えてもブレる。全理性失って特攻の方がまだ筋通ったんじゃないんすか。どうせ明も死ぬんだし。あるいは人類なんかどうでもいいからとにかくサタン憎しで「サタンを殺す、それ以外は全部どうでもいい」みたいなスタンスで良かったはず。
あとオモチャンの何かの動画で加藤さんが言ってた、「人類が過度に愚かすぎ問題」も気になった。これに関しては原作からそうだからCrybabyの問題ではないんだろうけど……。
現代風設定にしたことで、ラップはまあいいんだけど、SNSを使ったくだりは首を傾げる部分も多かったな。とくに美樹のあたり。原作がどういうふうにやってたかは知らんが、そら叩かれるしなんというかSNSdeお気持ち表明という構図なだけで気持ち悪い。牧村美樹の健全性を損ねるというか、健全性の象徴でなければならない存在がSNSを長時間lurkingして岩の裏をひっくり返しにいってるのがすげーやだ。承認欲求お化けみたいで。そんなキャラじゃないのに。クレアのピーチパイ演説がTikTokライブ配信だったら嫌だろ、絶対。
ビジュアルや音響演出は100点ですね。ていうかやりすぎですね。生首のシーンは有名だからもちろん知ってたんだけど、知っててもショックという言葉では言い表せないほどショッキングだった。しかもCrybabyだとあれ、生首にボコボコに殴られた痕があるんだよね。殺したのとリンチしたのどっちが先かは知りませんけど、どっちにしてもエグい。
ていうか……なんすかこれ。救いがなさ過ぎないか。今まで救いがないアニメっていっぱい見てきたつもりなんだけど、これはあまりに輪をかけて救いがない。一片もない。1ビタの救いも残さない作品って初めて見た。『宝石の国』ですら最終フォスの心は穏やかになれたじゃん。
最後の美樹の断末魔が脳裏に焼き付いて離れない。そして今後も離れる気がしない。ショックだ……………。思えば9話はたっぷり27分かけて牧村美樹という人間が死んでいくさまを描いたとも言えます。やばすぎ。美樹だよ、美樹、救いがないのは。ええやつがただひたすらに踏みにじられて終わった。まぁSNSでお気持ち表明とか、自業自得的側面もないわけではないが……。
いち役者にやらせるにはありえないくらいのロングインタビューかつありえないくらいの作品理解度でひっくり返った。ていうかマジでなんでこんなロングインタビューなん。疲労困憊だろこんなん。監督とかにするレベルのやつですやん。
でも演じ手とか作り手側の人の熱量が見えるといいですね。ちょっとは救われた気がします。



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