메갈리아
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「助かりたくない」という思いしかない。
助かりたいと思えるかどうかというのは人生においてとても重要だ。助かりたい、救われたいという思いを抱くことができる人は、救いの糸を貪欲に探し、少しでも手を差し伸べるものがあればすぐさまそれを掴みにいける。こういう人らは現代日本においてそうそう釜の底までは滑落しない。しかし、それができない者もいる。プライドからか、あるいは何かへの偏狭なる信仰からか、何者からの救いの手も跳ね除け、垂らされた糸を自らの手で切り裂き、深く深くまで落ちていく。生活保護があるのに路上生活を決め込む老人、得られる金があるのに頑なに収益化をしない表現者、正当な対価を得ず働き続ける労働者……そうなってしまうのは単純明快で、彼らがそれを望んだからだ。「助かりたい」と思うことそのものに対しての罪悪感であるとか背徳感を抱いてしまう、そういった精神を育て上げ、譫妄の渦中に身を置いた人間は、誰からも理解されず、ただ無為に朽ちていく。……しかしそこにこそ彼らにとってのまことの救いがある。そしてその「まことに救われた」超自我は、いずれ誰かに拾われる。藤澤清造と西村賢太のように。救済されたたましひを持った屍体の上には、たったひとりにしか見えない花が咲く。たったそれだけのことに、全霊の希望を見出して生きる。そういう生き方しか選べなかった人々が、誰にも救われず、愛されず、路上で死んでいった者たちの相当数だったのだと思う。傍から見れば惨憺たる末路であっても、いいえたしかに彼らはそれで救われたのだ。それしかなかったのだから。「助かりたい」の声が出ないのではなく、源泉として湧くことがなければ、此岸での臂助などなんの籌賑になろうか。欲しいのは、形なきもの。どうかカレリーナやダーバビルを憐れまないでください。彼らは憐れまれるほど心に貧してはいない。
無慈悲な同調圧力に負けてとうとうタコピーの原罪を読んだ。某シナリオライター人(んちゅ)が「しずかちゃんのキャラがブレてる気がする。面白そうだから本性現す感じにしたって演出上の要請でキャラ変わっちゃった印象に」と言っていたので全部満足しました。これ好きな人間、全員チェンソーマン好き(偏見bot)。こんな揃いも揃って毒親ばっか引くわけねーだろ1クラスで。世紀末か?何かそういうスティグマが現代日本より蔓延した社会とかいう設定でもなく、ふつうに現代日本舞台でこれならもう舞台設定の時点でご都合主義のスピアインボルブですからね。タコピーっていう超常的的存在がいるのは別に全然いいのよ。この辺は別に説明するまでもないと思うけど。創作においてリアリティを重視しろって言ったときに、宇宙人とか魔法を出してはいけないって思ってる人はピトーに脳みそ直してもらったほうがいいです。もう何億回も引用してるけど、http://zatsubun624.blog49.fc2.com/blog-entry-320.htmlなんだよな……。ヒトラーにとっての「群衆心理」くらいバイブル。
とはいえ、色々納得できないこともあるけど最近の漫画だとたしかに話題になるべくしてなる面白さだと思う。ただ作者の性別が気になるな……こういう絵柄って意外と判定しづらいんですよね……個人的には完全にフィフティ・フィフティ。話の内容込みで考えると51%くらいの確率で女性だとは思う。なぜ性別を気にするかって、最近わかったんですけど男が作った作品と女性が作った作品って、脳みその違う分野を集中させて観た方が良さげなんすよね。少なくとも自分にとっては。女性が描いた作品に理路整然を求めてもしょうがないから。逆に言えば事前にそういう角度を捨てて見ることができれば楽しめる事が多い。タコピーはまぁ……完結してからしか評価できんな、この手のは……。今の段階ならうまくまとめれば傑作だと思う普通に。ただ追い立てるものがやや弱い気がするな……殺人バレても少年院でしょ?言うほど絶望的じゃないよね。主人公陣が子供だからしょうがないけど、バレたら死くらいの背水じゃないといまいち緊迫感がない。
いよいよ見るものがなくなってきたとき、ごくまれにこういう見るからに低品質な動画を開いたりする。アイさん!?(私じゃない!)でも幸せならOKです。幸せな動画はなんだかんだ全部いいんだよ。↓これとかね。
めっちゃイギリス英語でうき。なんといっても平和。人間なんちゅうたかて達者が何よりや~……ハッ! アルミン……オレの頭はめちゃくちゃになっちまった……。すべてのものがリファレンスと化していく。
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