目玉焼きの定理
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口論は、両者が違う意見を持っていてなおかつどちらも「自分が正しい」と思っているから起きるとするならば、どちらかは「正しくない」意見を持っているということになるのだろうか。
口論を解決するにはどちらが正しいかという解を提示すればいいのだろうか。私はそうは思わない。
例えば、Aが「目玉焼きは醤油をかけて食べるのが最も美味しい」という意見を持っていたとする。
当然、Aはその意見が正しいと思っている。
対してBは「ソースをかけて食べる方がおいしい」という意見を持っている。ここで意見の相違が生まれ、口論になる。
この口論にどちらが正しいということがあるだろうか。
全世界の人にアンケートを取り、結果として醤油をかけて食べる人の方が多かったとすればそれは解なのだろうか。
それを伝えたとしてBが納得するのだろうか。
両者が違うことを言っているならどちらかが間違っていると考える人が多いが、むしろどちらかが間違っているケースなどごくわずかでどちらも正しいのかも知れない。
あるいは、どちらも間違っているのかも知れない。
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