嘘
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生きる重みに耐えられないなら
息苦しいと 言わなきゃ嘘だ
人の温もりに触れたなら
あたたかいと 言わなきゃ嘘だ
なんにせよ 言葉は嘘だが
言葉にしなきゃ全部が嘘だ
頑張ってる人を見下す事でしか
自分を保てない人がいて
それを見下す僕がいて
それまた見下す人もいる
みんなで苦しみ合う事が
助け合いだと言うのなら
掴まれた足を振りほどいてでも
前に進まなきゃ 僕らは嘘だ
自分の力に自信がないのも
自分こそがという気持ちも
どちらも偽物なんかじゃないよ
その狭間で行ったり来たりだ
死にたいと願ったあの夜も
生きたいと叫んだ夢の中も
どちらも偽物なんかじゃないが
立ち上がらなきゃ まるごと嘘だ
すべてを諦めたって顔して
傷つく前に傷ついて
着けた仮面が剥がれなくなって
何が嘘かも分からなくなった
それでも絶対譲れないんだと
無様に喚いて抱き抱えたもの
自分という灯を消せない理由を
燃え上がらせなきゃ 命が嘘だ
こんな話も全部は嘘だが
いずれにせよ 前を見なきゃ嘘だ
自分を卑下した優しい君が
己の蕾を信じなきゃ嘘だ
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