仮面ライダーウバキ_2
この記事を閲覧するにはアカウントが必要です。
【あらすじ】
視点人物サバトは陽光学園に通うごく普通の男子高校生。「退屈だ、何か面白い事でも起きねぇかなぁ」と独りごちていた所、突如美少女転校生がやって来る。これはラブコメの始まりかと期待していると、自分の前の席のウバキというイケメン男が突然立ち上がり、転校生を指差し、また転校生も彼を指差し、同時に「あーっ!お前(あなた)はあの時の!!」と叫ぶ。
サバトは思ったー「え、俺モブなの?」
その後、転校生はサバトではなくウバキの隣に座る。ウバキはありがちな夫婦喧嘩を交わしたり、怪人に襲われたり、転校生から渡されたベルトを使ってヒーローに変身して敵を撃退したりしていく。「主人公」を目の前で見せつけられたサバトは彼に嫉妬し、怪人と手を組んであの手この手でウバキに一泡吹かせてやろうと日々奮闘する、そんな特撮コメディ。「主人公補正なんてオレがぶち壊してやる!」
【主要人物】
ウバキ
主人公。顔が良いので校内でのヒエラルキーは高め。ウバキドライバーによって仮面ライダーウバキに変身する。
始めは怪人との戦いに乗り気ではなかったが、ラミィが身を挺してみんなを守った所を見て仮面ライダーとしての決意を固める。
ラミィ
陽光学園に突如現れたブロンド髪の転校生。
ウバキに自分は20年後の未来から来た存在と明かし、そこではギギと呼ばれる超生物が人類を殺戮し地球を支配しているという。そしてそれは、ウバキたちが暮らすこの時代にいた「救世主」が、はじめのギギの襲撃によって殺されたために起きた事だという。
「救世主」を見つけ出して救うために、「はじめの襲撃」が起きたとされる2019年の陽光学園に未来から飛んできた。ベルトに適合したことから、ウバキを救世主と断定し、彼にギギ殲滅を頼む。
サバト
視点人物。ウバキが英雄として闘っていたり救世主呼ばわりされていたりラミィとイチャコラしたりしているのが気に食わなくて怪人に協力している。しかし毎度空回りに終わり寧ろ2人の絆を高めちゃったりして歯がゆい思いをしている。
ギギ
怪人たちの総称。化物のような見た目だが、人語を話せる種もいる。目的はシンプルに世界征服の模様。
【総評】
終盤の怒涛のどんでん返しがすさまじい。コメディかと思ったらどシリアスだったというこの監督の王道パターン。視点人物はサバトなのに徹底して主人公は「仮面ライダーウバキ」であるという構図が巧く効いている。視点人物が怪人側というのも挑戦的だが、ただ奇をてらうのでは無く「怪人側でなければならなかった」というのが試聴後に分かる仕組みは中々面白い。ダークヒーローともまた少し違うような、新しいタイプのヒーロー像を描いた意欲作。
Comments ( 0 )
No comments yet.