ピアノと吐くと
この記事を閲覧するにはアカウントが必要です。
己で己の作品のことをうだうだ言うのはダサいってもう何万回と言ってるんだけど、ダサくなりたくなってきたので自分用も兼ねてやります。そもそも発表するかどうかも分からないような曲も含めて語っていこうと思う。数が多すぎるので思いついた順。
1.霊者の行進 完成:2019/7/19 自己評価:—
一番最近できた曲なので。アルバム用の曲にフックのある奴があんまり無かったからここらでザ・indigo2っぽいの一個くらい作っとかないとまずいよなぁと思い始めて3日とかからず書き上げたもの。他とのコントラストの問題なんですよね、ただでさえ他がおとなしい曲ばっかだから。個人的にあんまり好きな曲調ではないけど、まぁ、まぁ。
始めはこんな墓前っぽくする気はなかったんだけど、ミクの声を入れる段階にあたって当初想定していたキーだと高音がうるさすぎるなってなって思い切って+2した後1オクターブ分下げてやった。verse部の低音とか何言ってるかわかんない部分あるけど、これくらいまで低音ミクに振り切れてたらそれはそれで面白いなと思ってそのまま行った。さらに言うとサビではさらに1オク下がったflowerがいるので、C1地帯を歌う女性ボカロどもとかいう面白い光景が生まれて楽しかった。
リリックは当初英語で行こうかと思ったんだけど面倒なので日本語にした。終わりの母音をできるだけ合わせてラップっぽくしたかった。「同じ顔した子供」という部分が気に入っています。未来で輝くよりも小学校で友達たちと楽しくやっていた過去の自分に戻りたいという思い。
自己評価は作成から4ヶ月は立たないと正常な判断が下せないと思うので保留。
2.丑満刻
これ……大丈夫か?公開してるかわかんないけど、この曲のために燃えるまであるかもと思っています、現時点では。
分かる人には分かると思うけど、かんっぜんにvibeをパクっています。だって彼っぽいの一個作りたかったんだもん。
面接官にデモを聴かせた時一番ウケが良かったのがこれ。そうかなぁ。「悪魔が死んで~」の部分以外はそんなに好きじゃない。
3.成す気はない
タイトルオチ。NIGHT HAWERAでも全編英語はやったけど、今度はヒップホップっぽいのやりたかった。英詞なのに日本語タイトルとはこれいかに。ラップらしく恨み言を綴っております。Chorusは洋楽らしく少ない音数でうまくキメれたと思っている。まぁ……エドシーランの影響丸出しですけど……
4.プラーミア
一番思い入れが深い曲。なぜって、これ創った当初はゴミクソだと思っていてアルバムに入れるつもりも全く無かったんですよ。ただ1ヶ月か2ヶ月くらい経ってから、なんかものすごく聴きやすいなこの曲、となって、徐々に徐々にハマっていった。スルメ曲とかいうレベルじゃなくて超遅効性の毒のように染み渡ってくる。なんか、メロディラインが自分が作った曲じゃないみたいなんですよね。まぁCubaseだけで作った奴はだいたいそんな感じの印象になるんだけど、この曲は特に音像から何から自分のものって感じが薄い。
炎がゆらゆら静かに揺れるようなイメージの曲です。タイトルはかなり悩んだ記憶がある。炎を意味するっていうのは決まっていて、さぁどうしようとなって最終的にロシヤ語で炎を意味するпламяから。聴いてるとすっごい落ち着くんだよな。はじめは80年代っぽい感じにしようと思ったんだけどイントロにしかその雰囲気は現れていないね。イントロのリードに普段使わないシンセを使ったんですよ。それも安心感に買っているのかも知れない。一番好きなのはラストのCメロとサビが合わさっていく部分。サビのメロが単純だから音数の多いCメロがうまく絡まったと思う。
5.幻灯機 完成:2018/4/23
デモ時点では優勝候補だったんですけど、ミックスをミスって台無しになってしまった可哀想な奴だよ。今からでもやり直そうかな。
サビと歌詞はずば抜けていいと思う。ただそれ以外が微妙。幻灯機というタイトルは大昔のフォロワーが呟いていた「架空アルバムの曲名(自由に使っていいよ)」みたいなのから取ってきた。他にもいいタイトルがたくさんあったのでいずれパクらせていただきたい。
6.Helvetika 完成:2018/11/12
ただHelveticaってすると一意性が低すぎるのでなんとかkにしたけどあんまり効果がない気がする。タイトルは変えるかも。あんまり意味はないので。ヘルベチカスタンダードっていう日常のサブアニメみたいなのが好きだからです。
賛美歌みたいな感じ。ボーカルの加工をいつもとガツンと変えたんだけど、ちょっとうるさいね……(レ)それ以外は概ねいい感じ。サビの2回目でちょっとメロが変わるのが好きです。歌詞の音のハマり具合もいい感じ。途中でなんか言ってんのは……秘密です。
7.愚者のエンドロール 完成:2018/8/12
さぁ~これも怪しいぞ。「愚者のエンドロール」っていうタイトルで一曲作りたいなとだけずっと思っていて、出来たのがコレ。あんまり愚者のエンドロール要素はない……もっとほんへの才能への固執の虚しさと苦しさと諦観みたいなの出したかったんだけど。
曲調がかなり怪しい。リズムがヤバいだけでメロディは全然違うしコードも全然違うのでパクリではないと思いこんでいます。「天使のように厳しく悪魔のように優しく」が言いたかっただけ感がある。人生ってそんな感じっすよね。年取るほどそう思う。
もともと53928へのレクイエム(ウヴォーギンさん)みたいな感じだったんだけど、色々あったせいでなんかブレブレになった。マスタリングがやたら綺麗です。
8.睡る 完成:2019/2/27
最高。古川本舗のイケてるときっぽい感じ。この辺からどうもFM7E7Am7C7に頼り過ぎな気がしてきた。
ぬるい温度の風呂に使っている感じがサイコーです。普通に良いので特に言うことがない。
9.ナハトムジークー
失敗作(直球)。この頃エドのYou need me, I don’t need youにハマっていてあれっぽいの作りたいなって思って+墓前っぽい恨み言ソング久しぶりに書くぞぉとなってコケた奴。出る前からコケてる。Aメロが4回あるというふざけた構成です。
多分世に出ない気がするので概略を言うと、flower→GUMI→ミク→デフォ子の順でボーカルとメロディが変わっていって最終的に合唱になるロックっぽい歌です。ミクパートでは墓前のピアノが入ってたり色々凝ってるんだけど、壮大すぎてうまくまとめられなかったね。特にサビに歌詞を当てるのが難しすぎた。
デフォ子パート後のサビでみんな大好きAll’s ur faultのアレンジっぽいのとみんな大好きモールス信号が仕込まれているのでここだけウケるだろうなと思っている。あるいは燃えるか。ただそこまで寄せてないので普通に聴いてたら気づかないレベル。
10.グローレリー
本質寄りの曲です。僕呪の上位互換っぽい感じ。一昔前のアニメのOPっぽい伴奏と合わさって完全に俺にウケる用の曲で良い。
やっぱ、僕呪にしてもそうだけど「悲しみ」へのヘイトスピーチみたいな曲になる気がする。悲しい話はもうたくさん~って感じ。
11.白鯨
ダークホース。静かすぎてウケようがないとは思う。自称通が好きになりそうな感じの奴。これは「白鯨」以外のタイトルがありえないくらい白鯨って感じのサウンドなのがすごい。巨大な鯨が夕暮れの海を揺蕩っている様が見える見える。サビ終わりで落ちるのが好き。
12.メーデー 完成:2019/7/4
Aメロがずば抜けて良いだけの曲。Aメロの良さでAO入試を受かった、まっとうに受験してきた奴らからは疎まれてる曲。
全体的に曲調が夕闇と黄昏の融合みたいな感じで良いっすよね。(だれにはなしているのだ。)
珍しくアコギ主体。この辺からエドの影響で4コードしか使わない曲が増えた。
今思ったけど、よくアルバムレビューとか見てると感想が少ない曲はあんまり刺さらなかったのかなとか思うけどもしかすると感想が少ない曲の方が刺さってんのかもな。言うことがない曲=聴ける曲ってことなんで。コレもそんな感じで特に言うことがない。特に隙なし。死角?特にありません。無敵です。
13.ELLINA 完成:2019/3/8
お経か。The microphonesにハマってた頃に書いた奴。
イントロが最高なだけの人。やっぱシンプルでハマる音ってのが良いっすよね。多分公開はされないだろうな、暗すぎるから。
14.I Like Your Cheeks 完成:2019/1/20
これも全編英語。完全に個人的な曲。どっちかというとorigami3っぽいな。こういう曲のジャンルをなんて言うのかを知らない。オルタナティブ?ストレートと見せかけてストレートではないけどソフトな感じのガチ・ラブソング。カントリー感があるな。例によってBメロが好きなだけ。You make me drowsy!の部分がすこ。若い男女のじゃれ合いっていうか、NIGHT HAWERAもそうだけど、こういうのが実は好きです。あと、どうでもいいけど、ラブソングを書く時に自分を一切投影できない人で、一から世界観を小説のように組み立てて登場人物どものことを歌う形にしないと書けない。でもこのやり方は結構気に入っている。
15.緑の嵐 完成:2019/3/29
ボカロじゃないとできんよなぁ、これは。サビがめっちゃくちゃ高い奴です。高いっていうか、音域がクソ広すぎる。サビだけで2オクターブ移動する歌の屑。とても人間が歌えた代物じゃない。けどメロは最高。最初は熊嵐ってタイトルだったんだけど、一意性が低いんで緑の嵐にした。緑の嵐っぽいし、なんか。Fキーに下げると特に。
サビ先行で生まれたのでイントロにものすごく迷って、結果的に幾つかの曲でも使われてるでっでっでっみたいなのを持ってきたからちょっと違和感あります。そこ以外はだいぶ高水準。
16.害児 完成:2017/8/20
古株です。知ってる人は知ってると思うけど、俺は「ガイジ」って言葉が本当に嫌いで、日本語で一番キライで、そんな言葉が時代が進むに連れて普通に広まっていくさまに絶えきれなかった。から生まれたってわけじゃないけど、とにかくそういう言葉を使うなぁぁぁぁぁブリブリブリブリって感じで生まれました。この辺に生まれた曲はイントロが良い。
17.53928 完成:2018/12/27
失敗作その2(直球)。このタイトルを負うにしては稚拙すぎる出来なのでおそらく世には出まい。歌詞はいいんすけどね……歌詞は。
今まで作ったことがないガチ賛美歌っぽい曲調にしちゃったからミックスわかんなくなっちゃった奴。歌詞は強い。やはり明確な対象があるとエネルギーが違う。狂気的なまでに繰り返される「重ね続けた祈りと愛はいつまでも変わることはないわ」はまさしく俺のあの人(ヴォルデモート)への思いを体現している。
18.Mononoke
は?違うし。普通に百鬼夜行絵巻的な意味で物怪ってつけただけだし。勘違いすんなよ!自意識過剰が!
墓前+Flamingoみたいな曲(身も蓋もない)。当初は歌詞の恨み言っぷりがすごくて「歓声欲しさあまりに墓荒らし」とか平然と言ってたんですが、日をおいて見直してこれダメだなってなったので珍しく一から詞を書き直したやつ。「惨め脱け殻信仰 哀れ操り人形 尚鳴り止まぬ音」のラインが好き。ウケは良さそう。
19.COPY CAT
コピーキャット!ででででっでっ!
構成が洋楽っぽい。もともとこれでMV作るつもりだったけどやめました。個人的には好きだけどウケはよくなさそう。なんかウケのことばっか言ってっけど、ウケたいってわけじゃなくて「ウケるかどうか」を考えるのが好きなだけです。大衆を読む精度を上げたい。従うかどうかは別として。あ、この曲はウケるなっていうのがどういうのか知れば逆説的に本質が分かる気がする。
20.しとどバラッド
全然バラッドじゃねぇし。バラッドの意味辞書で調べてこい。これはなんとBPM250という近年BPM100以下しか作らない私にとってはかなりレアな曲。サビの切れ方が好き。そこ以外はナオキです。これはかなりSHABON曲っぽいな。
21.惡魔
プラーミアの反物質みたいな特徴を持つヤツ。生まれた当初は人気だったのに日を置くごとに失速がすごい。やっぱサビだね……サビが難しかった。あれに日本語を当てるのは無理だと踏んで最終的にクメール語とかに逃げちゃったのが運の尽き。デモ段階だと本当によかったのにな。いっそインストで上げるか。明るい曲なのに「惡魔」というタイトルであるという一点が気に入っている。
22.傀儡の器械 完成:2019年2月27日
タイトルからして誰の影響を受けているかがまるわかりブック(an open book)。のっけからセブンスのsus4で始まるってとこだけ面白い。群像の人と芽吹く予感のキメラみたいになっちゃったんでこれもダメです。デモ段階でギターにあわせて適当に歌詞っぽいのを脳の赴くままに歌うんだけど、「汽笛の方へただ進む 揺らがれた夜の照明」って歌ってて、「揺らがれた」ってなんやねん!?って思って検索かけたらなんとあった。6件だけ。どういう……どういう活用なの?
23.影絵芝居 完成:2018年6月28日
影ソングにハマってた頃なので影響がちょっと見える。サビの終わりだけがすごく良くて、グラビティとか他の何曲かでも流用されている。幻灯機と若干被る気がするので多分世には出ない。
24.TRATOR
裏切り者!いや、お前のことじゃ……裏切り者!
エド・シーランの影響が見え過ぎな曲。ていうか、Don’tのパクリだろ。エッジィすぎるんでダメです。ひたすらこの裏切りもんがぁ~って歌い続けるだけの呪いの歌だよ。ベースラインだけ好き。別に激しい音移動があるわけではないけど、リズムが心地良い。ただメインメロが裏拍じゃないからノリにくいんだよなぁ。
25.あさのばけもの
あさいゆめのパクリ。以上。
いや以上ではないけど。歌詞はあさいゆめよりずっと好き。ていうか、あさいゆめの歌詞がスベりすぎててずっと悔やんでたのであさいゆめをまともな歌詞にして蘇らせた感じ。「硝子の眼とふかふかの手は誰かを守るためにある」「まっ黒で悲しい涙をあくびに換えてく」とか、自分が書いたとは思えないくらい絵本っぽくて好き。
サビが本当に偶然にきくおさんの曲と似ちゃってることに後から気づいて危ないかコレって思ったけど、これ以上変えようもないんでボルガ博士お許して下さいって感じでそのままクランクアップしてる。本当に偶然なんです……今回は本当にわざとじゃないんですよ!(秋元真夏並感)(今回は?)(思わず自供。)(乃木坂限界オタク)いや、違うんですよ。この曲の裏テーマは逆再生で、イントロはあさいゆめのイントロのまるまる逆のコード進行をしていて、サビもあさいゆめのメロディの逆になってるんです。そのトリックを先行して作ったんでそれで若干被っちゃったのは赦して欲しい。
この中だとよく聴いてるのはプラーミアと睡るとI Like Your Cheeksくらい。あとは月並み。
きょうは、このへんに……しときますぅ。それでは、みなさん、さよなら~
Comments ( 0 )
No comments yet.