ハンジさんを頑張って擁護してみようの回
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う、嘘だろお前…… ハンジ派の方が多いの?マジに?普通に読んでてそんな感情になる理由が全くわからん…… ふたばとかでも「ハンジのレス」とか煽られまくってるのに…… まぁふたばは参考にならんとしても、Redditのr/titanfolkとかだと9割……というか10割近くイェーガー派なので、この結果はかなり意外。標本数1000以下なので信頼に足るかは微妙だけど。 海外、マジで全員イェーガー派だよ。パイラシーにちょいちょいハンジに不利な誤訳があるという謎の現象のせいかもしれんが。 あとみんなフロックが好き。エレンが大好き。ライナーも好かれている。ハンジ、アルミソは微妙。ヒストリアはカプ論争が起きる。あんま日本と変わらないなこれ。フロックは海外人気の方が圧倒的に高いけど。 俺が思う、エレンストッパーズの駄目な点 ・ノープラン 兎にも角にもこれに尽きる。何も考えてない。「虐殺は駄目だ!これを肯定する理由があってたまるか!」という感情論のみを核としたライブ感の集団であり、イェレナの言う「世界を救う」という甘美な響きに酔った集団それがキサマ。 あと、たまに両派の間ですれ違いがあるんですけど、必要な「プラン」っていうのはエレンを”止める方法”のことじゃなくて、”止めた後のこと”ですよ。止める方法なんかどうにだってできるでしょう、ハンジさんですら壁の巨人を数体殺せたんだから、ミカサはおろか死にぞこないのリヴァイでもエレンを殺すチャンスはあるレベル。 実際に殺すなりして止めた後、どうやってパラディ島を救う気なんだって話。ここまでやっちゃったんだから、もう全世界カンカンですよ。一致団結してエルディア人絶対殺すマンとして潰しに来るに決まってるんだから。 この点は物語を通してもう何度も言及されている。128話から始まっているエレン・ストッパーズとイェーガー派の戦いについて。 「世界の虐殺を止めたいストッパーズ」と「島の自由の為に地鳴らしを推すイェーガー派」 リアルならどちらを支持しますか? 気になったので、皆さんの意見お願いします!# 進撃の巨人— アース(進撃の考察管理人) (@singekinb) May 17, 2020
ジャン「完全に島を滅ぼさないといつ世界が滅ぼされるかわからないと、ビリー・タイバーの演説以上に世界を焚きつけることになりますよ!」
「そうやって可能性を探しているうちに時間が過ぎて何ひとつ解決できなかった!」
フロック「『地鳴らし』が無ければそうでしょうね どの道『力』が無ければ我々は生きていけなかったんですから このちっぽけな島じゃ」
ジーク「レべリオの奇襲に成功して勘違いさせてしまったようだが 全世界の戦力がもう直この島に集結してしまう それがどういうことか わかっていない」
「自分たちには力がある、時間がある、選択肢がある そう勘違いしてしまったことが リヴァイ お前の過ちだ」
マーレとアズマビト以外の国がまともに登場していないから想像力に乏しい方々にはスケールがわかりにくいのかも知れんけど、「マーレ人が一番エルディア人に優しい」レベルで憎悪されてんですよ。あれが一番マシなら他の国にはどんだけ憎まれてんだって話。何に代えても潰しに来るぜ。それこそグロス曹長の言うように、「エルディア人をこの世から一匹残らず駆逐することは全人類の願いなんだよ」ってことらしい。
要するに、エレンを止めた後全世界の勢力がエルディア国を潰しに来るわけだけど、それを止めるプランがマジで何一つ無いままとりあえず虐殺はまずいですよ!ってだけで動いているのが大問題ということ。現状「虐殺するか、虐殺されるか」の状況で「虐殺する」を拒否しているので、残る選択肢は「虐殺される」しかないんですよ。だから彼らは善良な一般エルディア市民のサムエルやダズに「裏切り者」と呼ばれたわけで。
あるいは、
_.. -―─ 、__
/` 三ミー ヘ、
ゝ’ ;; , , , ミミ , il ゙Z,
〉,.. ////, ,彡ffッィ彡从j彡 なにエレン?
〉,ィiiif , , ‘ノ川jノ川; :.`フ公)了 全滅させなければこっちがやられるって?
\.:.:.:i=珍/二”=く、 !ノ一ヾ゙;.;.;) エレン それは無理やり生き残ろうとするからだよ
く:.:.:.:lムjイ rfモテ〉゙} ijィtケ 1イ’´
〕:.:.|,Y!:!、 ニ ’、 ; |`ニ イj’ 逆に考えるんだ
{:.:.:j {: :} ` 、{} /ノ
〉イ 、゙! ,ィ__三ー、 j′ 「虐殺されちゃってもいいさ」
,{ \ ミ \ ゝ’ ェェ’ `’ /
-‐’ \ \ ヽ\ 彡 イ-、 と考えるんだ
\ \.ヽゝ‐‐‐升 ト、 ヽ、
\ ヽ- 、.// j!:.} ` ー 、
ヽ\ 厶_r__ハ/!:.{
という理屈で動いているならまだギリギリ理解できなくもない。エレンの言う通り、「島」と「外」じゃ死ぬ人の数が違いすぎるし、エルディア人が完全に死滅すれば巨人の問題がなくなるのも事実だから。
10億人いる中で9億を殺して1億が生きるくらいなら、我々が死んだ方が道徳的だろう、というのは理屈としては通る。
だが、ハンジがこういう考えで動いていたというのはありえない。なぜなら彼女はハッキリ言っています!!
ピュレ「四年前あなた達は我々壁の民に世界の現実を伝えてくれました!! 敵の正体は世界中の人類であり 我々の正体は巨人であるという現実です!!」
ピュレ「しかしイェーガー氏がもたらした勝利により 我々の未来は開かれた!!エルディア人に生きる未来はあるのだと!!」
ピュレ「そうであれば 兵団とイェーガー氏との関係は我々エルディア国民の問題です!!」
ロイ「ハンジさん…あなたは『情報は納税者に委ねられる』と仰っていましたが その姿勢に変化があったのですか?」
ハンジ「状況が変わったんだよ!!壁が開かれ世界と繋がり 情報の持つ意味が変わったんだ!!」
フレーゲル「辛い立場なのはわかるよ ハンジさん…」
フレーゲル「だから目を見て言ってくれ!!信じていいって」
ハンジ「… …すべてはエルディア国民 みんなのためだ」
すべては、エルディア国民、みんなのためだと、明言しているんです。
オイオイオイオイオイオイ、これのどこがエルディア国民のためなんだ。え?ハンジさんよぉ。エルディア国のことだけを考えるならエレンの策はメリットしかないだろうに。
この発言さえなければ、まだ彼らなりの信念というものも存在し得たんですが、「”エルディア国民のために”エレンを止める」という限定語がついてしまったせいで、ただただ矛盾した集団にしかなっていないんですね。ここが一番まずい。
とりあえず止めて、時間稼いでどうにかしようっていう魂胆なんだろうけど、ジャンがすでに論破してるし、イェレナにも「すべてが遅い」と言われちゃってるし。何よりエレンがあと4年足らずで死ぬ以上、チャンスはそんなに残ってないんですよ。
・メンバーの想いがかなりバラバラ
想いが団結しているイェーガー派とは裏腹に、こっちは目的がだいぶごちゃついてる。
特にパラディ島組。アルミンとハンジはだいたい同じとしても、他はバラバラ。
ミカサは多分エレンを虐殺者にしたくないだけで、地ならし自体は割とどうでもいい。アニもライナーもベルトルトもユミルもフロックも、ひとたび障害とみなした途端容赦なく殺そうとした(殺した)女なので……。なんならリヴァイも殺しそうになったし。リーブス商会のボスという割と一般の人もさっさと殺そうとした。子鹿も殺そうとした。エレン以外の命は相当どうでもいいと思っていると思います。大親友のアルミンの命さえ最終的には諦めたしね……
私が尊重できる命には限りがある そして…その相手は6年前から決まっているので私に助けを求めるのは間違っている
リヴァイに至っては、最新話でやっと若干のステートメントを見せましたが、そこに至るまではそもそもエレンに対しての意見を一切吐かなかった。これには理由があると見ています。そももそも今のエレンを突き動かしている原因のひとつは彼にあると思っている。巨大樹の森のことです。
エレン
お前は間違っていない
やりたきゃやれ。
俺には分からない
ずっとそうだ…
自分の力を信じても…
信頼に足る仲間の選択を信じても…
結果は誰にも分からなかった…
だから…
まぁせいぜい…
悔いが残らない方を自分で選べ
あの時エレンは「仲間を信じる」ことにして、リヴァイ班を全滅させてしまった。そのことに相当激昂していたので、もう同じ過ちは犯すまいと言う気持ちがずっとあったでしょう。だから今回彼にとっての「悔いが残らない方」がこっちだったんですよ。
「自分で選べ」という言葉を信じて、自分で自分の背中を押して地獄に入ったんです。
リヴァイはこんなこと言ってしまった張本人だから、あんまり合わせる顔がないんじゃないだろうか。まぁエルヴィンの注射のときとか前言撤回のオンパレードだったから、そこらへん割とルーズかもしれないけどね彼は。
ジャンは今もずっと迷っている。「虐殺は駄目だ」という気持ちがある反面、誰よりも現実を見ていて、状況が見え、現状を正しく認識することに長けている男だから、このままいけば自分たちの死滅というオチ以外ないというのがわかっている。
そんなことになったら、それこそ今までパラディ島のために心臓を捧げてきた兵士たちはなんだったんだってことになるよね。
まぁ、正確には彼らは「人類」のために死んでいったんだから、その「人類」がパラディ島外の方が多いことが判明した以上は意見を変える死人もいるかもしれんが……
・イェーガー派の殺害
これ!!これよ!!オイオイオイオイオイオイ、オイオイオイオイオイオイ!!サムエルとダズ殺してんじゃん!!
これ相当駄目だと思いますね。Once again、どこがエルディアのためなんですか。人殺しを止めるために動いてんのに、それで自国の国民殺し回ってるってどういうお笑い?もうなんのために戦ってんだ。どんな大義があって人を殺せたよ、オイ。
サムエルとか、サシャが助けた命ですよ。超大型巨人出現の時壁から落ちたのを、サシャが助けた命だよ。それをコニーが殺すって。メチャクチャやん。そりゃフロックも「この売国奴がぁ!」って叫ぶわ。少なくとも普通のエルディア人にとってはどう考えても売国奴集団でしかない。
とまぁ、このへんでエレンストッパーズの糾弾は終わりにして、ここから頑張って彼らを擁護してみようと思います。
というのは、どうも諫山先生、エレン敗北ルートを見てるっぽく思えてきたので、そうなった時心の準備をしておかないとブチギレそうだからです。32巻の歴史がゴミと化すのを見たくない。エレンとその他の露骨な好感度調整が入ってるんだよな……「ガッカリした」の所とか、虐殺の過程を丹念に見せる所とか。イェーガー派読者の方が少数派になるように調整したいんだと思う。
では擁護点です。
・「地鳴らし」の不安定性
これはちょっと気になっていた。エレンの目的は「地鳴らし」の力でパラディ島以外の全ての人類を一匹残らず駆逐することだけど、『パラディ島以外』も『全ての人類』も達成できるか怪しい。というのは、どうもエレンが巨人をちゃんと操れていないっぽいんですよ。
124話で、地鳴らし発動後、一般通過巨人がマーレ兵を捕食していました。
アルミン「そんな!?エレンは始祖を掌握したなら…巨人もすべて制御できるはずじゃ…」
ジャン「だが人を食ってるだろ…加勢するぞ!!」
アルミンの指摘はもっともで、始祖の巨人は名前通り「全ての巨人の始祖」にあたるため、すべての巨人を自在に操れるはず。
今地ならし隊が侵攻してんのに、わざわざ普通の巨人にマーレ兵を食わせるのは女型のワイヤー遊びくらい意味がない。
さらに言えば、エレンストッパーズがまだ巨人化の力を使えているのもおかしい。始祖ユミルは奴隷から解放されたように見えたけど、だったらなぜまた地獄のようなこねこねデイズを送っているのか。俺は今はジークがこねこね非正規社員として代わっているんじゃないかと思ってるんだけど、どっちにしても始祖が巨人を操れるのなら巨人化なんてさせなきゃいいってことになる。
つまり、そもそも始祖の力が言われていたほど万能じゃないか、エレンがコントロールを失っている可能性が高い。
もし、エレンが巨人を操れていないなら、壁の巨人に関してもパラディ島だけ避けてくれる保証はないんですよね。
ハンジ「その『地鳴らし』が期待通りに機能して我々を救う保証は何も無いんだよ…言ってしまえば人から聞いた話にすぎない」
もっともこの言い方だと、「期待通りに機能すれば我々は救われる」と言っているのと同義なので、やはり彼女には言動の矛盾が生まれますが……。
まぁそういうことなんで、止めるかどうかはさておきエレンの元に行って話を聞くくらいはしたほうが良いと思う。もう意識なくてグギゴゴゴとかなってたらちょっとまずいし。幼児退行まで起こしているし、正気を失っているかも知れん。壁の巨人が暴走した時、すぐにでもエレンを止められる位置にいないと終わりなのは事実。
あと、単純に一人でも殺し損ねたら報復の連鎖ー再開ーになる危険性があるのよね。さしもの地鳴らしでも、本当にマジで一匹残らず殺せる保証はない。それこそ飛行船とか使って空に逃げればひとまず生き延びられるし。
・虐殺の必要性
アルミン、実は「地鳴らし発動」自体は肯定していたんですよ。発動した瞬間も、「エレンが始祖を掌握した!真っ先に地鳴らしを発動したならそれはきっとエレンの意思だ! このままマーレにノコノコ集まってる連合軍を潰すつもりなんだ!!エレンは味方だ!そうに決まってる!」と叫んでいた。
ところが、マーレの連合軍を潰すのに必要以上な巨人が動き始めているのを見て、全人類を殺すつもりなのだと悟り、「度が過ぎている…前代未聞の大虐殺だ…」と青ざめるわけですね。
ということは、度が過ぎていなければ地鳴らしウェルカムだったわけですよ。エレンの本心について仲間内で考えた時も、エレンは安楽死計画に同意したふりをして地鳴らしを発動させて島を守る気なのでは、と言っていた。
アルミン「予定通りシガンシナ区の壁 数百体の巨人を呼び起こすだけでいい 世界最強の軍事力を壊滅させれば パラディ島は今後50年は誰にも手出しされない」
つまり、アルミンは「地鳴らし」が島を守る有効な手段であることは何一つ否定してないんですよね。ただ、全世界の人類を殺す必要性はないと言っているだけで。
もし彼の言う通り、数百体の巨人で軍事力を壊滅させるだけで今後50年も安泰になるのなら、たしかにエレンの大虐殺の正当性は薄れるんですよ。少なくとも、代案を考える時間は稼げる。
ただまぁ、頭ベルトルトの言うことだからな……。「フロックがアズマビトの整備士を素直に渡してくれれば無用な血は流れない」とか的はずれなことを言っていた人だし……
それにエレンの目的は「憎しみによる報復の連鎖を完全に終結させる唯一の方法として、憎しみの歴史を文明ごとこの世から葬り去ること」なので、中途半端に殺すほうがまずいんですよね。それに50年も手出しさせないためには「始祖」を島内で保有し続ける必要があるわけで、そうなると任期4年のエレンの他に最低4人は「ユミルの呪い」の犠牲になってもらわないといけない。というか、地鳴らしの発動条件が「始祖の巨人」と「王家の血を引く巨人」の接触なんだから、ジークがもうすぐ死ぬ以上、ヒストリアを犠牲にするしかなくなる。それはエレンが守りたいものに圧倒的に反しまくる。
それに犠牲にしたとしてもヒストリアも13年で死ぬし、そうなったらもう媒体用の王家がいなくなるでしょ。50年も守れるわけがない。……あ、そのための妊娠か。ヒストリアマジで道具扱いやな……
どっちにしても想定話なので不確定要素が多いのは事実。ただまぁ、一旦軍事力壊滅程度の地鳴らし打っておいて様子を見るというのが最善だったとは思う。もしそれでも向かってくるようなら正当防衛として満を持してブッ殺せばいいし、ビビって近寄らなくなってくれるならこれ幸い。少なくともエレンと一緒に4年は策を練られる。
・人殺しの正当性
先程、エレンストッパーズは島民殺してるからカスだよね~みたいな話をしましたが、こういう意見があってなるほどなと手を打った。
確かにそのとおりですね。戦争でも兵士と一般人殺すのでは全然違うわな。エレンの場合は民間人も大量に殺すわけですから、過去にライナーたちに放った「なんの罪もない人たちを大勢殺した大量殺人鬼」がブーメランになって返ってくるわけだ。 ただ、パラディ島からしてみれば外界全部が自分たちを殺しに来る戦闘員みたいなものですが……まぁ少数とは言えオニャンコポンみたいな奴もいるから、罪のない人を殺すことになるには変わりない。 ・情報伝達不足 エレンがとにかく情報を秘匿していたということ。まあ、それはそう。 エレンを救えた最後のチャンス(時系列順)は「他のやり方があったら!教えて下さいよ!」の所だったと思うのだけど、ハンジさんにしてみればそれが「地鳴らしで全員ブッ殺す以外に報復の連鎖を完全に終結させる方法があるなら!教えて下さいよ!」っていう魂の叫びであることなんてあの時点で分かりようがないしね。 エレン以外は彼の真意を誰も(ヒストリアとフロック以外)わからない状態だったわけだから、SOSサインに気づきようがなかったというのはわかる。アルミンも「誰よりもエレンを理解しているつもりだった…ミカサよりも……でも もう…わからない」って相当悩んでましたからね。 ただ、みんなもうちょっと「お前らが大事だからだ」を信用してもよかったと思う。特にコニーとか、あれ聞いてよくも「あいつを切る覚悟をしておく必要がある」なんて言えたな。あんな世界一あったかい言葉をかけてもらったのに。唯一そこらへんに気づいたのはジャンだけだった。 とはいえ、エレンからしてみればいきなり「実はこれこれこういう未来と始祖ユミルちゃんの過去が見えたんで、世界終わらします……」って言い出しても狂ったとしか思われないだろうし、タイムパラドックスみたいなのが起きない保証もなかったらそりゃ言えなかっただろうな。正直どっちもどっち。 まぁ、擁護点があるとすれば主に前半2つですね。でもそれはどちらかというとエレンのミスであってハンジの擁護にはならないかなぁ。自分で無力さを認めてるしね彼女は。けっこうヤケバチだったんじゃないかと思う。特にそれが現れているのがフロックを牢に閉じ込めるシーン。コニーやサムエルもイェーガー派虐殺してるじゃんという感想を見るけど、サムエルとダズ殺しは虐殺にならないよ。エレンみたいに民間人を無差別に殺すことは虐殺だけど、戦闘員を殺すことは虐殺とは言わない。もちろん命の重さは同じだけど。— 猫背 (@MHA02) April 10, 2020
「…うん 君が正しいのかもしれないね…」
「…形はどうであれ…私は ジークの作戦を完遂するとの決断を下した すべては私の責任だ」
「だからこれ以上勝手な真似は許されない」
要するに、責任を負ってしまった以上は言動をいちいち撤回していては示しがつかないと思って後に引けなくなってるんですよ。”順番”のことがフラッシュバックして「……疲れた」って言ってるし。そもそも彼女はずっと自分で「団長に向いてない」と言い続けていた。実際そうだったんだと思う。
ハンジの「エルヴィン…あんたの唯一の失策だ…何で私なんか団長にしたんだよ…」にも、アルミンの「今、 答えが出た…生き返るべきだったのは僕じゃなかった」にも、まだ一切アンサーが為されていないので、どっかしらで回収するものと思ってたんですが、ハンジさんは回収される前に死んじゃったし。
う~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ん、エレン勝ってくれ~~!!結局こういう結論がつかないトロッコ問題って、「意志が強い方が勝つ」でいいと思うんですよ。そうなったらもうエレンに勝てる奴なんかいないでしょ。エレンストッパーズの何がだめって、イェーガー派と比較してどいつもこいつも圧倒的に覚悟が足りていない。ライナーは死にたいだけだし、リヴァイは獣殺したいだけだし、ミカサはけっこうノリでついてきてるだけだし、ジャンやアルミンは絶賛低迷中、アニはもう降りた、イェレナはヤケクソ、無秩序だ!!
進撃では一度吐いた言葉が自分に返ってきてる人が多いですが、いま一番ブーメランになってるのは以下の発言だと思う。
「大して長くも生きて無いけど、確信していることがあるんだ。何かを変えることの出来る人間がいるとすれば、その人はきっと、大事なものを捨てることが出来る人だ」
「化物をも凌ぐ必要に迫られたのなら、人間性をも捨て去ることが出来る人のことだ。何も捨てることが出来ない人には、何も変えることは出来ないだろう!」
作品のテーマのように何度も繰り返された言葉。
エレンは「捨てる」ことを選んだ。アルミンたちは何も選べていない。それが決定的な違い。
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