おこがましさ
この記事を閲覧するにはアカウントが必要です。
よく「他人に迷惑をかけないなら人の自由だろ」というのを見るが、
僕はこの文章一字一字すべてに対して否定をぶつけたくなる
もうこの題材は何度話したかわからないが、再び書き留めておくと、
生きている限りは「他人に一切の迷惑がかからない行為などありえない」
という事を認識していないように思える
ありとあらゆる行為は必ずどこかの誰かには影響している これは絶対に間違いない
おそらくこの言葉を多用する人は「他人」というのを「自分の目が届く範囲の他人」だと
勘違いしているんじゃないだろうか
だとしたらあまりに、おこがましい
生きている限り必ず誰かしらに迷惑をかけている それを罪と認識するかどうかは人の自由だが
どんな行動をとってもそれは少なからず世界に影響する
その小さな小さな積み重なりを何十億という人が作っていくことによって世界は変化していくのだ
ならばどんな行為も「人の自由」にはならない 絶対に
僕が気に食わないのはこの言葉を使う人は大体「自分は他人に迷惑をかけていない」と
思い込んでいる節がある点 そんな人間など存在しないのに
人の迷惑を考えているつもりの人間が嫌いだ あまりにあさはかなエゴだ
ということを、何年も前からよく思っていたが、そこで僕の脳内の何者かがこう反論してきた
「しかし君、『みんな誰かに迷惑をかけている』としても、
それはすすんで他人に迷惑をかけていい理由にも、
迷惑をかけないよう努力する事を押し留める理由にもならないのではないか。
むしろ、生きている限り誰かに迷惑をかけているからこそ、
その分他人にかける迷惑を減らし、よりいろいろな人を幸せにすべきではないのか」
あまりに返す刀がなかったので、僕はこの脳内会議を打ち切って終わらせた
Comments ( 0 )
No comments yet.