xoxo
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命を減らす黒い鮫から逃げ切れた夜はない
石蕗の花ひとつにさえ心揺れる
洗いざらした下着のような恥さらしの歌
それを恥と呼ぶことこそが恥と知れよ
生まれた日も死ぬ日もきっと今日だろう
それでも明日に託すのをやめられない、愚かな僕らだ
まぶたの裏満たす情景を 描ける言葉はない
転んでは爆ぜて燃え揺れる 淡い狐火
赤白黄色じゃ描けない 琥珀零した歌
思い通りを探している
命を食らい育つ罪を思い知るべきだろう
物言わぬ花にさえ怯え 裁きを待つ
黄金の林檎を絹で包んで
白樺の上で眠る君に口づけさせたら
染まる頬 それこそが描きたかった色だった!
心を殺す黒い鮫に打ち勝てた夜はない
君と二人海の藻屑へ 同じ空から
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