250409「あたしがいない場所で笑わないで」
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Today’s mood - 本日の気分曲 -
https://www.youtube.com/watch?v=KoK6O3kh_8A

とおこさんみたいになりたい。
ネガティブなこと言うのやめます。って言おうと思ったけど、多分そうじゃないんですね。人にはきっと役割がある。ネガティブな僕にしかできないこともあるのだろう。藤井風に憧れて、光をひたすら追い求めて闇を拒絶してしまったあのときからの反省です。私は私。どんなに焦がれてもそれ以外にはなれないのよ。だから私はとおこさんのようにはなれないのよ。
とおこさんが大好きで、ザクレイみたいな奴が大嫌いだけど、嫌いな人間も「いていい」と思えるのが大事なのです。いていい。なぜなら俺が大嫌いな人間にしかできないこともまたあるだろうから。いていい、この世界に。このマインドを獲得すればすべてが変わる気がする。
そう、だから同様に私も「いていい」のだ。私を大嫌いな人間もいるだろうが、私にしかできないこともまたあるのだから。
ダメ人間が真っ当になろうとするのって害悪だなっていう話を前したと思うんだけど、最近ますますそう思う。成人済みのダメ人間に許された道って、ダメであることを受け入れて抱擁するしかないんじゃないかと思う。いや、ないこたないけど、確率的最適解はそれだと思うな。君が君を嫌いな理由を背負った君のまま成し遂げなくちゃ駄目だ。
おれって中原岬なんかなぁ? もう岬の事を考えるまでもなく彼女のマインドが染み付いている。ひだりは成長なんかしなくていいんだ。
なぜNHKにあそこまでハマったのか振り返ると意外とゆびさきミルクティーとの類似性だったりしないかしら。中原岬(とくに漫画版)も由紀も、誰かの成長が憎くて仕方なかった。
それは完全に逆恨みなんですけど、彼らは逆恨みを抱擁してくれる人を探していたのだからその指摘は的外れなんですよね。由紀はひだりに成長なんかしないって言って欲しかったし、岬ちゃんは佐藤君とダメ人間の相互扶助を確立したかった。
ていうかね……なんだろうな。見てられないんだよな。どいつもこいつも。そんなに強がりの仮面を着けて何がしたいんだ。なんで大人しく一番したい事を吐けないんでしょうかね。そこを頓挫した時点でその後待ち受ける運命は全ておまえが選んだものだよ。
私が自分を嫌いな理由の最たるものは一貫性のなさだ。何も継続しない、何の約束も果たさない、何の責任も取らない。
これはつまり私が他者をジャッジする時のクライテリアでもあるのだなと思った。53928やダーガーや伊勢田にあれほど入れ込んだ理由がよくわかる。
よく話したがティーンエイジャーが嫌いな理由もその移り気さだ。私が生き人より死人を愛すのも移り気さがないからだ。本が好きなのは物語が静止しているからだ。
人間を物語として見るなら、核もなく変わり続ける人間というのはいくら考察しても後出しジャンケンでひっくり返されるということで、真面目に取り合うのが馬鹿らしいのだ。
つまり私のことも真面目に取り合うのが馬鹿らしいということになる。真剣に見てほしいと言っておきながらこれだ。

私はそんなに難しい人間だろうか。理解し難い人間だろうか。見ず知らずのいちご100%ファンなんかは私をよくわかってくれたものだが。
誰か私を手玉にとって見せてくれよ。
誰かのヌイグルミになりたくはないし、誰かをヌイグルミにしたくもない。だから私は理解にこだわる。昔からイチブトゼンブという歌を嫌っている。
わかりあえなくてもいい、というのは分かってない側が吐く言葉だ。相手を知らずのうちにストレスから逃避するヌイグルミにしているだけなのに、それを「愛」だと宣う。おまえが気持ちいいだけだろと。

同様に私も誰のこともヌイグルミにしたくない。たとえ向こうがそれでも良いと言ったとしてもこっちがよくない。こっちが頭の中で描ける反応を常に返すだけの存在ならAIとたわむれた方がマシだ。
一から十まで合致する必要はないが、核の部分が合わない人間とくっつこうとすると必ずどちらかが不当に譲歩しなければならなくなる。より合う人を探した方がいいに決まっている。
彼は人よりアートが生きるべきだと言った。だから彼とは分かり合えない。私は彼のヌイグルミだった。
べつに高貴である必要はない……核の部分の深刻さを共有したいだけなのだ。なんのためなら命を擲てるか?ということに近いが、最近の見解としては、命を擲つという状況が非現実的すぎてこういう命題自体が言葉遊びにしかならないと思っている。もっと現実に即した状況設定を考えた方がいい。
すべての言葉は他傷か自傷のいずれかである。あるいは両方である。
はーあ。つまんね〜マジで。人間ってこんなにつまんなかったっけ。まあ、80億いりゃ出会うほとんどはコモンだろうけど。あの人とかこの人みたいな、どんな意味でも底が知れない人間と会いたかった。
彼に宛てた文の邦訳を載せましょう。
もっとあなたを知りたい---私は何度もそう言ってきたし、似たようなことも言ってきた。私が言ったのは、あなたの日常生活や友人関係、フェチのようなプライベートな情報のことではない。一番自然でリラックスしたあなたを知りたい。まあ、それはもう見せられてる可能性もあるけどね。たぶん、信じたくなかったんだと思う。私が見ているものがあなたのすべてだとは思いたくなかった。なぜかって?陳腐だから。あなたは面白くない。今までずっとそうだった。そして、私はそれを自分のせい、つまり私があなたにとって興味深い存在ではなかったからだと思っていた。私があなたの殻を破れなかったからだと。私は 「もっと何かあるはずだ 」と信じていた、あるいは望んでいた。これがあなたの本当の姿なはずがない。これがあなたの全部なわけがない。そう信じたかった。
人の本質を見抜ける力を持ちながら、情の尻尾が邪魔をした。人は信じたいものを信じる。私はあなたを信じたかった。それが無駄だとわかっていても……。
しかし私はまたさよならを言えず、あなたを待たせるのでしょう。そうしてあなたは私をベストフレンドと宣うのでしょう。そうして私はまた死にたくなるでしょう。
嘘とはなんだろう。「歩き出さなくてはならぬかなしみを犬をからかつてごまかしてるね」という短歌がある。これが嘘です。犬をからかってごまかす。虚飾だ。心が逃げたいと思って行った行動だからだ。心が戦いたいと思って出た行動こそが真だ。
むろんこの文章も逃げ腰だ。本当に言いたかった事は何も言えていない。そもそも届かないのだから。しかしだからこそあえて言おう。
歩き出さなくてはならぬかなしみを犬をからかつてごまかしてるね。

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