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https://twitter.com/iimannamii/status/1871905404042744293
お手本のような冷笑。冷笑の教科書に載せて欲しい。conciseかつ直接的に攻撃する言葉を一切含まず、それでいて明らかに攻撃している、ブリティッシュスタイルの良い冷笑です。
逆張りが周回しすぎて今Bad Apple!!に激ハマりしている。
あにらとかいう本物のレジェンド。2009年ではありえない技術力でオーパーツじみた作品を作り上げ、10年以上出自も正体も一切不明なまま一言も発していないという。これぞ創作の在るべき姿よな。
だって……考えても見てくださいよ……あんなもん作った人間、その気になれば今のセレブリティなんて目じゃない富と名声を得られるはずなんです。しかしそうしない。ひとえにストイックというクールさです。
PVの曲はフルじゃないということを知らない人は意外と多そう。そうでもないか?「ロクデナシ」の部分が大好きな中学生のみなさんからすれば。

本当に2024年か??14年ぶんくらい間違えてません?
脳内物語進んでるようで全然進んでません。愛着って何?
自分の作品なのに好きなキャラが活躍しなくて腹立つとかいうありえない現象が起きている。どうなってんだ。
ガオロンもっと活躍してほしいけど、ガオロンは空っぽな人間だから大きな変化をつけるのが難しい。
自分の脳が不透明になってきているというか、感情が言語化できないとか以前に感情を汲み取れなくなってきている。「なぜ?」が視えないまま出力だけが送られてくる、みたいな……。それは自分の考えといえるのでしょうか。
意識的に問い続ければわかるのだろうか。試してみよう。
ガオロンが好きだ。なぜ?かっこいい。何が?見た目が。装飾が凝っている。well-builtなキャラは味方だとガオロンだけだし。他には?ガオロンの何が気に入っている? 関西弁で、ひょうきんで、チームのムードメーカー的な感じなところ。ガオロンにどうして欲しい?幸せになって欲しい。ガオロンはもう幸せでしょう?確かにそうだ。じゃあガオロンはどうなればいい?そうか、不幸になればいいんだ!(カスのロジカルダイブ)
ガオロンはなぜ活躍しない?戦闘のパターンが少なく使いにくい。パターンを増やすにはどうすればいい?鏖殺法剣以外の必殺技が欲しい。どんなものがいい?ガオロン剣(超究武神覇斬みたいにエルシデア字でガオロンと書いて攻撃)とかどうでしょう。いいですね。
ガオロンは物語にどう関わっている?強いやつと戦いたい。それだけ?今のところそれだけっぽい。なぜ強いやつと戦いたい?戦うことが好きだから。名誉欲ではない。なぜガオロンは戦いが好きなのか?奴隷剣闘士だったということを考えればむしろ戦いを憎んでいてもおかしくないのでは?……そうか、ここか。ガオロンの矛盾。ガオロンが戦いを好きになった理由が明確じゃない。名誉欲もないのになぜ強くなりたいのか。
いや、違う……ガオロンは剣が好きなんだ。自分の剣、錆鉄が。それこそそれを生涯の盟約にしてしまうくらいに。ガオロンは自分の武器を相棒とみなしている。相棒を思う存分活かしてやりたいんだ。ガオロンはただ強くなりたいんじゃない。相棒と一緒に最強になりたいんだ!(正義のロジカルダイブ)
ではなぜガオロンは錆鉄にそこまで思い入れがあるのか?……大切な人から譲り受けた、というのは、どうでしょう。彼は生まれたときから奴隷剣闘士だった。生き方も知らず、愛も知らず、ただ今日を生き抜くように我武者羅に生きてきた。無数に傷ついたし何度も死にかけた。だが、そうだ、ガオロンは異常に悪運が強いから何度も生き残った。(ここの説明はいらない―キャラクターの”性質”だから)ならば、ガオロンは、そう……死にたかったのではないだろうか。希望が見えない戦いの日々、快も愛もない、まさしく地獄の毎日だった。
ガオロンが一桁歳のごろ……観戦者がいた。ガオロンと同じくらいの子供だ。彼女は倭国からやってきた……だから故郷にない関西弁がうつったんだ。彼女はガオロンにプレゼントをくれた……チョコケーキ。ガオロンが今まで食べたこともないものだ。この日以来ガオロンは甘味が大好きになった。彼女とガオロンは時折会うようになった。ガオロンの人生にはじめてさした光だった。真っ暗だった戦いの日々に意味が生まれた。奴隷剣闘士は勝ち続ければ自身にかけられた身代金を返して自由の身になれる。そう、ガオロンのファイトマネーはそのあと一歩のところまで溜まっていたのだ。自由になってあの子とこの街の外の世界を見る。それが今やガオロンの夢だった。
しかし興行師はガオロンを開放する気はさらさらなかった。何度ボロボロになっても不思議と生き残るこの男は見世物としてちょうどよかったのだ。みんなはガオロンという人間の最下層を、降伏外人類というピエロを見て安心したかった。ところが最近ガオロンがやたら希望に満ちた目をするし、顔色もよくなって人が変わったようになったので、みなつまらないと感じた……そして興行師は変化の原因をやすやす突き止めた。ガオロンの意中の子は奴隷ではなかったが、娼婦の娘だった。つまり位置的には底辺に近い。そこでトリロジーに偽の通報をした……娼婦の娘が不浄を患ったと。娘は語るのも憚れるような残酷な方法で惨殺された……。ガオロンを絶望に引き戻すことが目的の行いだったので、その首はガオロンの元に送られた。それはクリスマスの日……あろうことか彼女の名を騙ったカードとともにその首を梱包してガオロンへと送りつけたのだ。目論見は成功した、確かにガオロンは壊れた……しかし彼らはその代償を支払う事になった。ガオロンは絶望し、激昂し、明くる日の剣闘で興行師含むその場の観客全員を惨殺した。これは重罪に問われ、解放目前だったガオロンは「生涯の奴隷」としての生を定められた。それは実質的な処刑に近く、この日よりガオロンは人間動物問わずあらゆるならず者と戦わされた。しかしガオロンは勝ち続けた。ガオロンの心は確かにすでに壊れていた。事件後、ガオロンは彼女の遺体の骨をかき集め、一本の剣を作った。それが錆鉄……否、xiùtiě……ガオロンには識字能力がなかったため、少女の名前は音としてしか知らなかった。あとから字を当てたのが绣铁。彼はこの剣で人間を斬り続けた。はじまりは憎悪と復讐だった。しかしガオロンは遠からず日に防衛本能としてこの事件に関する記憶を封じ込めてしまった。もうなぜ人を斬るのかわからない。ただ、この錆鉄へのとめどなき愛と、最強になることがその剣に対する酬いになるという信念だけが残った……。
これが物語開始時点のガオロンということにしよう。……そうか、だからガオロンはどこまでも楽観的で空虚だった……それは彼の中から絶望の記憶が抜け落ちているから。ならばガオロンがこのエピソードを思い出すことが彼にとっての変化となる。
意外と思いつくもんやな……。書き出すというのはやはり大事なのかもしれない。曖昧模糊な脳の泉に手を突っ込んで言葉という破片を拾い上げていくのだ。
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