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諸事情によりひょう疽なる病気になった。鎮痛?
もっと地に足をつけねば、と最近思う。インターネットとかいう意味わからん虚像の中でモソモソ這い回るだけの日々で終わっていいのか。生物への冒涜だろ。
めちゃくちゃ小さな赤色と青色と緑色の点を207万個くらい並べて光を映し出す謎の機械を8時間以上見つめているだけの、意味不明な生物。
半導体でできた意味不明な文鎮に向かって怒ったり笑ったりクネクネしている、意味不明な生物。
こんな人生は、嫌だ!嫌だ嫌だ嫌だーーー!
もう僕に、人生を変えるだけの力は残されていなかった……。→マホロアエピローグ突入
もっと魚釣りとか山登りとかした方がいい、ぜったいに。
https://twitter.com/77noa_xx/status/1870498584657105117
これ、今日はこれで怒るのか?用かと思ったけど、リプライ欄が存外十人十色で興味深かった。否一辺倒でもないし、なんならその否の中にも否のバリエーションがあって、それさえも互いに相反し合うみたいなケースが見られてすごい。これ(https://x.com/docshin35/status/1870750789301612626)とこれ(https://x.com/mgikarp_of_god/status/1871062209733992467)とか。
今からぁ、俺の脳内物語がどれだけ複雑化してるか教えてやるから、よく聞けぇ!
えーまず……世界があります。これは「箱庭」です。箱庭とはすべての宇宙、すべての銀河、すべてのパラレルワールド、とにかくすべてを内包しています。
そして宇宙があります。これは我々が知っているあの宇宙です。
宇宙の果てには別の宇宙があり、10^500あるいはそれ以上のいわゆる多元宇宙です。これらはレベル2マルチバースです。特別な手段を除いて、互いに干渉できません。
そして、これら宇宙とはまったく別の次元に「精霊」が棲む「精霊界」があります。
精霊は下界(宇宙)に対して絶対的な上位存在で、そこには肉体の呪縛や寿命という概念はなく、不死にしてnear-omniscience(近い全知)です。
彼らはアカシックレコードという記録を覗くことで、下界のすべての時間軸のすべての活動を自由に知ることが出来ますが、量が膨大すぎる上にだいたいの時間のだいたいの宇宙はな~んにもないつまんない世界なので、精霊は基本的にそんなものに興味はありません。
精霊界には「エーテル」という特殊なエネルギーが満ちており、これが精霊の生命活動を支えています。精霊は不死と言いましたが、万が一このエーテルが尽きれば酸素が尽きたのと同じような感じで精霊は死にます。
ではこのエーテルがどうやってできているかというと、下界の生命の死によってできています。
下界のすべての有機物は「ファイ(魂)」という生命エネルギーを持っており、肉体が死を迎えるとこれが肉から解放されます。死者のファイは、エゴを喪いエーテルへと形を変えるのです。
さて、精霊たちにもリーダーがいます。精霊の王様、つまり神様です。神様には名前がありませんので「****」と呼ばれます。
****は創造主にして全能。世界を創るも壊すも意のままに行えます。そして精霊たちすら知らないことを多く知っています。
そのうちのひとつが「リセット」という仕組みです。****は定期的に箱庭を精霊界ごとすべて破壊して創造し直すのです。そしてこのリセットがなんと物語開始時点でもう18903729回も行われています。
なぜこんなことになっているかというと、これは****のみならず精霊全体の特徴ですが、彼らが「臆病」であるためです。
上位存在にとって下界の生物など取るに足らない存在で、人間にとってのアリンコどころか微生物程度の相手なのですが、それでも微生物一匹に人間がやられるということがあり得るのも事実なわけです。
要するに、****は、いつか下界生命が爆発的に成長して、自分に弓を引くのではないかとヒヤヒヤしているのです。
だから少しでも「あれ、こいつちょっと強くなりすぎじゃね?危なくね?」と思ったらすぐにリセットボタンを押してしまうのです。
リセットが起きると、精霊も含めたすべての存在物が跡形もなく消えて、新たな箱庭がつくられるのです。
こうなると、****以外誰もリセットの仕組みに気づけず、世界は永遠にループし続けるように思われます。
しかし、唯一その影響下から逃れられる存在がいました。これがクー・フラウです。

EX部の受肉体クー・フラウ
もともと「一周目」の世界には、****とクー・フラウしかいませんでした。彼らはアルファでありオメガ、世界のはじまりに存在したふたつです。生命とも呼べない、実体も質量ないただの「存在」です。
ふたつは感覚をのばしたり増やしたり拡散させたりして遊んでいました。
やがてより複雑なものを創り出せるようになり、最終的には二人で自分たちの理想の箱庭を作り上げました。
子供が砂のお城を作って遊ぶような感覚で、ふたりは宇宙を創造したのです。
しかしやがて運営方針で諍いになり、****はクー・フラウを自分の世界から追い出しました。
そこから箱庭は****のワンマン体制になったわけですが、実はクー・フラウはこっそり箱庭に自分にしか視えない「穴」を開けていました。
穴の先に広がる小さな世界、これを「エデンの園」と呼びます。この世界だけはリセットの影響から逃れられるので、エデンの園に誘致したファイは次の周回でも前の世界の魂を引き継ぐことができるのです。(肉体は失われます)
約2000万回の破壊と創造の果てに、ついに物語が動き出します。
18903730周目の世界。精霊の中に跳ねっ返りがいました。グルスカくんです。誰もが****を崇める世界で、彼一人だけが「な~んかおかしくない?」と疑問を抱きました。
なんやかんやあって彼は****を倒して精霊界に革命を起こそうと考えました。しかし味方になってくれる精霊がいるとは思えず、「せや、精霊がダメなら下界の生命で軍勢を作ろう」と考えました。
ここからグルスカは肉体を拵えて下界に降り立ち、頑張って仲間を集めていくのです。
下界生命は確かに精霊とは次元が違う存在ですが、実は下界生命も精霊も元は同じエネルギーから出来ており、下界生命にだけ「枷」をつけることでバランスを取られているのです。
この枷を「潜在的多重鉄鎖」と言います。鉄鎖は全部で5本あり、有機体であればどの宇宙・どの銀河・どの次元に属していても必ず遺伝子に刻まれています。
鉄鎖が一本破れるたびに生命の次元がひとつ上がり、すべて破れば精霊と同位になれるというわけです。
もちろんこの鉄鎖は****直々に作ったシステムであり、壊れることはないように出来ているのですが、グルスカは諦めずがんばって外す方法を考えるのです。
****は確かに全能ですが、同じく全能の存在であるクー・フラウが作ったエデンの園の存在だけは感知できていません。グルスカは色々あってクー・フラウとコンタクトをとることができたので、この世界で唯一ループによるリセットを貫通して活動が続けられるようになったのです。
グルスカは何度も名前と姿を変えて、さまざまな宇宙で神を倒せる仲間づくりに奔走します。しかし毎回あと一歩というところで失敗します。
そして彼が活動をはじめてから+2周ほどした世界で、イレギュラーが起こります。
グルスカ以外の精霊が下界に降り立ったのです。
精霊が下界に降りるという行為は、基本的にはありえないことでした。不死でなんでも叶う精霊界と比べて、下界は肉体に縛られますし死がありますし、何よりもう一度精霊界に戻るのがとても難しいのです。超特権階級がスラム街に住みたいと言い出すようなものです。だから普通こんなことはないのですが、物好きな精霊アーツェくんが刺激を求めて下界に降りてきたのでした。
そしてこのあととんでもないことが起こります。彼が地上に降りて二年後、下界の楽しさをすっかり覚えてしまったアーツェはなんと精霊の神性を捨ててしまったのです。つまり正真正銘、ただの人間になりました。
しかし精霊としての記憶は持っている。このアーツェくん、とあるマッドサイエンティストに捕まり記憶を覗き見られてしまいます。
アーツェはアカシックレコードを通して「今までの物語」を追ってきた読者です。その記憶を覗き見るということは、このマッドサイエンティストは人類が知るはずがなかった膨大な知識を手に入れることになります。
そして彼を発端として、色々あって多くのキャラクターがアーツェの記憶を通して「自分たちの宇宙以外の物語」の存在を知るのです。
ここからは産業革命以後の科学発展のごとく急速に話は進んでいき、ついに潜在的多重鉄鎖の解除の方法まで突き止めましたが、ここでグルスカがトチッてエデンの園に退避する前にリセットボタンを押されてしまい、グルスカは消滅してしまいます。しかし代わりにこの周回で世界の真実の知見を得たメンバー数名のファイを退避させられたので、次のループからは彼らが頑張ることになります。
そして18903733周目、先人が頑張って繋いだバトンを元に、ついにこの宇宙の全貌に自力で辿り着いた下界生命が現れました。これが!今連載している医世界甦生編です!!
これは超~~~マクロスケールで見た物語ですので、世界史とか日本史レベルでフォーカスを狭めるとそこにはまた聞くも涙語るも涙の超長編ドラマがいくつもあるわけでございます。
てか……もう終盤じゃねぇ?15年続く物語もここまでか?15年ってさぁ。長いようで短いよね。たとえばワンピースとか全然それ以上連載してるわけで。
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