240916
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諸事情により謎の儀式を終えた。
青薔薇は……なかった……。かすかに萎れた花弁がひとつ。俺はどうすれば報われるんだ。
今回の事でよく分かった。むろん相手の不足もあるが、それ以上に私が悪い。
私はただ破滅を待っている。ただ、破滅の面を被った鬼と面と向かって刃を構える勇気がないがために妖気薄い大通りにしか出られず、その中でもとりわけ気弱そうな妖の卵のようなものをばかり拾い集めては、ああ、今回も鬼はいなかったなどとあさましい言い訳を繰り返しているにすぎない。
破滅を待ちながら自ら破滅を呼ぶ勇気がないから、天使の皮を被った鬼と”不運にも”巡り合う奇跡を待っている。
茶番だ。とんだ大立ち回りだ。どこの侍が鬼に向かってもっと強く殴りかかってこい等と言うだろうか。
ヴァルジャンがマリユスに「『二度と顔を見せるな』と一言言ってくれるだけでいい」と懇願する場面を思い出した。ああいった卑劣さが私の根底に眠っている。
言わなければ決して伝わらない事を、まるで目と目が合うだけで伝播できるかのように都合良く願っている。動いたふりをして、選んだふりをして、運命のせいにして去る。
彼には悪い事をした。人を搾取することしかできないくせに、搾取される姿を見て気の毒と思うのは太宰治並に偽善的である。
はぁ……。先日、同僚に「思うに、きみとぼくの最もの違いは顔の出来だな。美醜の話じゃない。ぼくのは、きみがいうように、笑ってなくとも笑っているように見える顔つきだが、きみはそうでなくても年ごろ不機嫌そうに見えるから大変に損をしている。」と言われたのが今なお沁みる。きっとそうか。Resting Bitch Faceってどうすりゃいいの?生まれた事を悔いる他なくないか?
もう、やめましょう……こんなことは。不毛。意味ないって。改心して真っ当に生きろ。私にはもっとこう、身の丈にあった夢というか……

(コスモナーフトの本がこぼれ落ちる)
この身体いっそ攫ってゆけ。もっと困窮している人にあげてください。若くして大病に苦しんでいる人とか、五体不満足の人とか。
自棄になった時に救ってくれる人が欲しい。しかしそれは正しい人であってはならない。正しい人には罪悪感を抱き、遠慮してしまうから。また私を愛している人であってもならない。愛はいずれ枯れ果て、そのとき私は非道く落ち込んでしまうから。
つまり……私のためではなく、私への愛のためではなく、自身の何かしらのために私を救ってくれる人でなければならない。そして正しくてはいけないから、要するに相互搾取の関係性が理想である。私は私のためにあなたの憐憫を搾取するから、あなたはあなたのために私の何かしらを搾取する。そこに愛など一切なく。愛とは誓約書のない協約であり、裏切りというリスクが常に介在する。愛し合う関係性はそれはそれで尊いものだが、「私が自棄になったときに救ってくれる人」というロールを預けるには不安定すぎる。少なくとも表面上は相互搾取のみであってほしい。この!表面上、というのがミソです。見えない部分でどうあるかは私は気にしないし、建前さえ保たれていれば別にいい。
つまり、
1号「チッ、なんでこの俺がお前なんかと……」
2号「それはこっちのセリフだ!せいぜい足を引っ張らないことだな!」
1号「お前こそ!」
と言いつつ、1号がピンチに陥った時2号が身を挺して守って、
2号「チッ、まさかこの俺様がてめえのためにくたばることになるなんてな……柄にもねえことするもんじゃねぇや」
1号「2号!なんで……俺なんかのためにっ」
2号「うるせえ、知るかよ……いいか、俺様が身を挺してチャンスを作ってやったんだ……しくじるんじゃねぇぞ……あとは、まか、せた……ぜ……」ガクッ
1号「2号ーーーッッ!!」
みたいな関係性はアリということです。なんの話?めんどくせえなこの藍とかいうメンヘラ!意味わからんイメプ強要すなや。
分かっていた未来。それでも、期待くらいしていいじゃない。夢くらい、見させてよ……(セツミ)
aosjmiは正しかった。私はフェイク野郎です。「私にとってのすべて」すら、これくらいしかない、どうしようもない残骸です。
話を聞いてわかった。きっと世界には私のような人がたくさんいて、私よりずっと覚悟が決まっていて、自らの手で青薔薇を掴みに行ける人たちがいるのだと。
私はなんでもなかった。
私は、せめて、この一点では、特別だと思っていた。特別だと、思っていたんだ……。


熱が下がらない。昨日からだから青薔薇は関係ないはず。
奇しくもまさしく正月に青薔薇をした頃合い(1/3ごろ)にも急に発熱している。何?もしかして俺の世界ループしてる?恭介……いるの?
前回は急性扁桃炎らしかったっぽいが、今回正月休みなどなくフツーに明日から仕事なのでこのままだとまずいっす。有給ももうないしよ。メチャクチャだよ。

me irl
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