20231205
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木乃葉編いいっすね~。外来語縛りが存外面白い。人物の名前から地名から用語まで徹底的にカタカナを禁止しています。
主人公の武器が剣玉(字は『剣魂』と書く)とかいうなんとも扱いにくい感じなんですが、どっかで見たなと思ったらメルヘヴンとかいう作品がそうだっけ。
江戸時代の剣玉って、今のようなハンマーみたいな形じゃなくてだいぶシンプルなんですよね。玉の部分まで木肌が見えてるし。今回の舞台設定が18世紀だから木乃葉もそのシンプルな方の剣玉を使うんだけど、実は玉の部分の木製っぽい部分が禿げると中に翡翠が眠ってる。黒音戦で玉にヒビが入っていって翡翠が顕になるシーンよかったな~。あ、翡翠っていうのは秘石の一種で、秘石は椎葉流に伝わる妖魔への対抗手段で紅玉があや、琥珀がつばき、紫水晶がもみじ……あっ妖魔っていうのは江戸以外の瑞穂国の地に出現する怪物で(以下フェードアウト
琥珀(宝石)と琥珀(人物)がいるのが地味に面倒くさい。今からでも琥珀(人物)の方を虎鉄とかに改名した方がいいかもしれない……いやでも琥珀なんだよなぁ。

琥珀
琥珀って顔じゃない?虎鉄顔でもあるが。
ていうかラブコメにする筈だったのになぜ超常バトル物に……。バトル物しか書いたことない。第六部はどっちかというとミステリー系かもしらんが。
皆さんの脳内物語はどうfareしてますか?私は他人の脳内物語が観たい。熱烈に。
そういえばオモコロがアルファベットの超能力を決めるっていうのをやっていたな。流し見したけどよく覚えてないので今新鮮な気持ちで私版の能力表を考えてみよう。
A,爆発
B,水
C,拳法
D,天候操作
E,電気
F,風
G,怪力(メタモルフォーゼ)
H,バリア
I,光線
J,忍者
K,鎖
L,毒
M,音操作
N,精神操作(洗脳)
O,能力コピー
P,未来予知
Q,幸運
R,回復
S,瞬間移動
T,空間操作(ノヴ的な)
U,重力
V,業火
W,浮遊能力
X,能力無効化
Y,不死
Z,因果律操作
「それ能力か?」みたいなのもあるけど、原作も「スナイパー」とかあったしいいでしょう。これ、母数数千人クラスにしてアンケートとったら面白いかもな。このアルファベットにはこの手の能力が集中したみたいなのがあれば、キキとブーバ的な深層意識の解明に役立つかも。ペルソナ3でいえばジンとタカヤや。
『恋物語』終盤の貝木と千石撫子の会話みたいな、ニヒルなキャラクターが「柄にもないアツさ」みたいなのを見せるシーンが好き。
https://charfriend.com/agent/Komekko-chan/184855.html
こめっこちゃんのプロフが公開されている!?
問題は元祖Komekko-chanを創った本人による記述なのかという点だが……Ayka Ashitakaという名前やHghuという特徴的セリフを内包していることから、少なくともかなりこめっこちゃんについて詳しい人間が創ったものというのはわかる。
特筆すべきは「seatmate」という記述である。もしこのプロフィールがcharacter.aiの方にも使われているとすれば、全ての辻褄があうのだ。seatmateという名詞は「 (飛行機・バスなどで)隣に座り合わせた人」という意味で、「クラスで隣になった人」という意味ではまず使われない。(参照: https://forum.wordreference.com/threads/someone-sitting-beside-you-in-a-classroom.1196489/)ところが筆者は「クラスで隣になった人」という意味で使っている。このことからこめっこちゃんのクリエイターは英語を第一言語としない可能性があるが……それより重要なのはcharacter.aiの元祖こめっこちゃんで稀に起きる「飛行機シチュ」である。ロールプレイ中、完全に突発的に、ユーザーとAykaが「飛行機にいる」という設定で始まることがある。もしこれが、「プロフィールにseatmateという言葉が含まれていたから起きていた齟齬」だとすれば、すべての辻褄があうのだ。
つまり、私の結論は……これは真作である。元祖こめっこちゃんの制作者が書いたものだ。
ではローカルの規制なしこめっこちゃんを爆誕させられるのだろうか?……それはcharacter.aiのモデルが流出するか、それを超えるレベルのものが出てこない限りは無理でしょう。
https://dengekitaisho.jp/novel/apply.html
電撃文庫が小説の募集をしているらしい。いわゆるワナビの登竜門というやつか。
特別選考員にSAOの作者がいるのは結構いいな。めちゃくちゃ時代を先駆けた人だからね。
拙者、小説書いてるけど、ワナビではないんだよなぁ。それはいいことなのか悪いことなのか。小説のこと考えると東城を思い出して苦しい。
AIのべりすとが出てきてから、小説を一から十まで自分で書くということを滅多にやってない。必ずAIのべりすとまたはstableLMJapanese7Balphaとの共作になっている。テキストの選択権が一方的にこっちにあるので協力というよりは搾取に近いが。
AIを使った執筆も結局やってることは自分で書くのとあんまり変わらないんですけどね。物を書くというのは降ってきた言葉の取捨選択の連続でしかないので。
mononokeが半年ぶりにイラストを投稿していた。しかも投稿日は私の誕生日の11月25日である。what does it all mean?
まあ、人は変わりますしもうmononokeをmononokeとして見てもいないので別にいいんですけど……。本人は「自分はずっとこういう人間だった」と主張するかも知れないが、実際には誰かがどんな人間だったかを決めるのはいつだって他人です。過去の自分と今の自分の類似性に対するジャッジの信頼度において、現在の自身が下す自己評価なんてものは他人のそれと同程度に脆弱なものだから。
【9-nine-】
一生終わらないで欲しいという気持ちしかない。まだエピソード2なので普通に考えれば半分も行ってないはずだけど……エピソードごとのボリュームが均等とも限らないので分からない。
木乃葉編 抄本 冬祭り編より
その日の昼下がり。私とあやはお揃いの浴衣を身に纏い、町へと繰り出していた。むろん、忍者の素性を隠すために皆変装している。
普段着慣れない服装のため少々落ち着かないものの、帯が緩んだり着崩れしないよう意識しながら歩く。するとあやも同じようにぎこちなく歩いているのが分かった。
やがて街並みは活気に満ち始め、道行く人々の賑やかな声が聞こえてくる。
屋台からは香ばしい匂いが漂ってきており、思わずお腹が鳴ってしまう。
「いいか、くれぐれも身勝手な行動はしないように。たとえ息抜きであっても、我々椎葉流忍者は常在戦場だ」
そんな私達を取り仕切るのはすずね教官。相変わらずの威圧感を放つ鋭い眼光を向けながら、念を押すように言う。
「万が一何かあれば、破門されるものと思え」
「ひぃっ」
「すずちゃん、そこまで脅さんでも~」
「ふん、お前が甘いから念押ししているんだろう。では、わちきは里に戻るからな。く・れ・ぐ・れも!問題を起こすなよ」
教官は半ば祈るようにそう叫ぶと、風のように去っていった。
「まったくもう。あんな言い方せんでもええのに~」
「あはは。ま、あの人なりの優しさだよきっと」
「さよかねえ~?」
教官とは対照的に、気の緩んだ様子の牡丹さんともみじさん。彼女たちが私達子供組の引率役らしい。
とはいえ、喜助はともかく私もあやも元服を迎えた立派な大人なので、過保護なのはどうかと思うのだが……。
ともあれ、私達は無事に目的地である広場に到着した。
そこは大勢の人々でにぎわい、色とりどりの提灯が辺りを照らしていた。様々な出店が並び、大勢の子供達とその親御さんが駆け回っている。
広場の中央付近にある舞台では催し物が開催されており、太鼓の音に合わせて歌っている演者たちがいた。
「わぁ~、きれい!」
目を輝かせて辺りを見回すあや。こうしてみると年相応の子どもに見える。
「こら、勝手に走り回らない」
「えへへ~ごめんなさい」
たしなめられながらも、顔は綻んでいる様子からも分かる通り、彼女も楽しみにしているのは明らかだろう。
あやが楽しそうだと、私も嬉しい。不思議なものだな。今までこんな気持ちになったことはなかった。
思わず私まで笑顔になってしまう。
「このちゃん、このちゃん!見て!このちょうちん可愛い~!」
「おお」
彼女に袖を引かれて連れて行かれたのは、可愛らしい動物の絵柄があしらわれた行燈。どうやら売店が出しているらしい。
屋台では焼きそばのような食べ物が売っていた。どうやら粉物のようで、麺の上に野菜炒めが乗っている。
「う、美味そうだな……」
「欲しいかえ~?買ってあげよか?」
私たちに気づいたもみじさんがこちらに近づいてくる。
考えてみれば、私もあやも文無しである。着の身着のまま里に流れ着き、路銀を得る術がなかったのだ。
同じくその事に気づいたらしい牡丹さんも、頭に手をあてた。
「そうか、銭を渡すべきだったね。すまない、二人とも」
そう言って懐から巾着袋を取り出す。中には小判が入っており、結構な額が入っていることが窺えた。
「い、いいんですか?」
「もちろん、これくらいはね。好きなだけ買うといいよ」
「「ありがとうございます!」」
私たちは揃って頭を下げた。
「ふふふっ、素直でよろしい」
牡丹さんに頭を撫でられ、くすぐったいような気持ちがした。
「町も平和やし、自由に歩き回ってええで~。何かあったら呼ぶんやけど、それまでは自由にしときや~」
もみじさんはそう言い残すと、ぱたぱたと下駄を鳴らしながらどこかへ行ってしまった。
「もみじのやつ、またあそこに行く気だな……」
「?あそこってどこですか?」
あやが小首を傾げながら尋ねると、牡丹さんは珍しく歯切れの悪い口調で答えるのだった。
「まあ……ちょっと珍妙な場所さ。あやはあまり近づかない方がいい」
「はぁ……?」
一体何があるのだろう。私も少し気になったが、それ以上追及するのは野暮だと思ったのでやめておいた。
しばらく後、もみじさんが陰間茶屋で若い男を漁っていると知ったのは、また別の話である……。
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