詩人
この記事を閲覧するにはアカウントが必要です。
なんでこんなに君のことを気にかけるのだろう
君と僕は何者でもないはずなのに
今日も無為な一日だった
無為な君を眺めて終わった
まるで青空でも眺めるように
まるで雲を眼で追うかのように
淡い意識で君を見ていた
君はあまりにも下らない僕を
どんな気持ちで見てくれてるのだろうか?
猟奇的なまでに恭しい声を
聞き届けてくれたのだろうか?
なんでこんなに君のことを気にかけるのだろう
君と僕は何一つ 触れてないはずなのに
なんでこんなに君のことを気にかけるのだろう
他にいい人なんて星のようにいるはずなのに
今日も死んだような日だった
筆は取らずドーナツを食べた
君に殺される夢を見た朝は
清々しいほど爽やかな朝だ
君はどうしようもなく莫迦な僕を
どうしてそばに置いてくれるのだろうか?
破滅的なまでに注がれた愛を
受け取ってはくれないだろうか?
なんでこんなに君のことを気にかけるのだろう
君も僕もいつだって 切り離せるはずなのに
なんでこんなに君のことを気にかけるのだろう
他にいい人なんて山のようにいるはずなのに
鞄が落ちる音がした
煙が燻る街に居た
菅笠を被る龍がいた
僕の理想の君がいた
なんでこんなに君のことを気にかけるのだろう
君と僕は何者でもないはずなのに
なんでこんなに君のことを気にかけるのだろう
そう思いながら今日も冗談で手をつないだ
Comments ( 0 )
No comments yet.