水平思考コイキングvsギャラドスについて1
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結論から言うと、この問題を解くことは100%不可能である。断言する。
いや、まだブラウザバックは押さないで欲しい。(激寒)
知っての通り、数日前から話題になっているこの水平思考の問題だが、
幾人ものポケモン勢が頭を凝らして悩み続け、その問題は
twitterだけでなく2chやその他掲示板などにも派生している。
だが、未だに問題の条件内での解答は出てこない。
私もポケモンには詳しい方だと思っているが、この問題は少なくとも今の条件に誤りがないのであれば100%解けない。繰り返しだが、断言する。もしもこの条件を完全に守った上での解答が出たならばなんでもする。
ではこの問題は解なき単なる悪趣味な嘘っぱちなのかというと、そうではない。
それでは納得できない部分があるのだ。
人が嘘をつくということは、それに見合った対価があるからである。
何事においてもよほどの狂人でなければ明らかにデメリットが勝る行動を取る人間などいない。
この第一回の記事では、「この問題の解」についてよりも先に「この問題は本物か偽物か」を中心に考えたいと思う。
第二回からはこの問題文に対して私なりの考えを徹底的に書くつもりである。
この記事もおそらくかなりの長文となるだろうが、それの2倍くらいにはなりそうだ。
では、またも結論から言うと、
「この問題の設定或いは補足のうち、最低でも1つは間違っている。
もしくは、問題の作成者がポケモンのルールや仕様を一部勘違いしている。
が、少なくとも作成者の頭の中には『納得できる解』がある」
が一番納得のいく答えとなった。
どういうことかというと、そうでない限り嘘をつくメリットがデメリットに勝らないからである。
まずは「こういう嘘をついた際にどのようなメリットが作成者にあるか」を考えてみよう。
1.話題になる(フォロワーが増える)
いわゆる炎上商法と似たやり方で、意味有りげな答えのない問題を作り話題にさせる。
皆が頭を悩ませれば悩ませるほど話題になり、フォロワーも増えていくという算段だ。
この結論に辿り着いた方も多いのではないだろうか。しかしこれは少し信じがたい。
もちろん、絶対に有り得ないとは言えないが、「そうではない」可能性も充分にある。
何故かと言うと、まずこの問題はtwitterにおいて約4000RT、補足なども含めるとおそらく1万RTほどされている。
そうなると、当然山ほどの質問や解答のリプライが送られてくる。おそらく何百、下手をすれば何千も決して有り得ない数字ではない。
しかし、作成者はこれらのリプライに対して、流石にすべてとは行かないようだが可能な限り解答している。
当たり前だが、これは大変な手間である。中には難癖をつけてきたり、意味の分からない理論を展開してきたりしつこく質問を続けてくるような輩もいるだろうが、可能な限り対応をしている。
もしもフォロワーを増やすことだけが目的ならば、話題になればフォロワーは自動的に増えていくのだからここまでする必要性はない。
また、もうひとつの根拠として、この作成者は以前からもこの「水平思考」を用いた問題をいくつも作っていたが、しっかりと問題の内容に沿った納得できる解のある問題しか出していなかった。
つまり、少なくとも「今までの作成者」はそんな嘘をつくような人ではなかったということである。
これはやはり妙だ。こういう嘘をつく人というのはたいていが一発屋である。
そうなると、次なる可能性は「途中で問題文に間違いがあることに気づいたが、いまさら後に引けずにいる」である。
これは割とあるんじゃないかと思う。失礼な言い方になるが、見た所作成者はそこそこ負けず嫌いっぽい。
今更間違いでしたとは言えずに、誰かがいい感じの解答を持ってきてくれることに期待して、あわよくばそれに乗っかろうとしているのかも知れない。どうだろう、かなり有りえるんじゃないか。
否、そうではない。実はこの「コイキングvsギャラドス問題」に関しては、作成者によって過去にも何度か出されているのだ。過去に出した問題に誤りがあったことに気づいたなら、何度も出すような自分の傷をえぐるような真似はしまい。普通なら黒歴史として葬るだろう。
もちろん、過去に出した時も質問にちゃんと答えていた。補足条件は前に出した時よりも若干増えているようだが、それで作成者の中の解が変わったわけではないだろう。
以上のことから、少なくとも作成者の中で「この問題は嘘だ」という認識はないように見える。
そうなると、やはり「問題文に間違いがあるが、作成者がそれに気づいていない」が有りえそうだ。
どうも作成者はポケモンバトルのレートに潜ったりするような所謂ガチ勢ではないらしい。
どこからしら知識に欠落があってもおかしくはない。「ギャラドスってだいばくはつ覚えたっけ?」とか言ってるレベルだし。
そうなると我々にこの問題を解く事はできない。ならば補足条件を含め全ての条件を「正しいですか?」と作成者にリプライを送りまくればいいのかというと、流石にそんなことをしてくる輩にはいちいち答えていられないだろう。
この問題は複雑だが、「1つでも条件がなくなれば解ける」という部分は本当に山ほどある。
例えば、僕が考えたわけではないのだが、「コイキングに交代する前にレベル100で瞑想ガン積みしたフーディンが未来予知をする」である。
未来予知という技は2ターン後に相手にダメージを与える珍しい技である。はじめは本当にこれが正解なんじゃないかとすら思ったが、「控えにポケモンはいない」という条件があるのでダメだ。
また、割と「コイキング(NNギャラドス)でギャラドス(NNコイキング)」ならいけんじゃね?」という意見が出たりするが、作成者に否定されている以前にこれはどう考えても通らない。
いくらコイキングとギャラドスといえど、レベル1とレベル100では1ターンで倒す事はできない。
ダメージを受けていいのならじたばたなどの技もあるが、コイキングはダメージを受けていないという条件もある。
この「レベル1」と「レベル100」が表すことは、「コイキングの攻撃によってギャラドスを倒すことはできない」ということを言いたいんじゃないかと思う。だからこそギャラドスに自滅技がない以上不可能なのだが。
これより先は第二回にて説明する。いずれにせよ、どうにも妙に人を惹きつける問題である。
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