所有権
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なんというか、「自分の作品」に対していろいろな解釈をしている人がいるのだなぁと思う。
やたら自分の作品を独占しようとしている人を見ると、
なんとな~く「いや、それお前のものじゃないじゃん」と感じる。なぜだろう。
自分で生み出した以上自分のものではあるのだろうが、芸術に関しては作品は常に作者より
上位の存在なので所有権を主張する権利がないような気がしてきた。
僕などは、とかく自分という「作者」が存在していることが己の作品に対してただただ申し訳なく、
とてもではないが所有権を主張してみたり愛を見せびらかしてみたり独占する気になれない。
自分が死んでも作った作品たちは死なないという時点で、そもそも僕の手に余るものではない。
生み出した作品たちというのは、自分よりはるか上位の存在だと考えているので、
作品を褒められるならともかく僕自身に賞賛が来たりすると怒りすらおぼえる。
僕はただ「産んだ」だけで、他には何もしていない。賞賛されても見当外れすぎて何も言えない。
作品たちは何処に行っても構わないと思うし、僕にそれを引き止める権利はない。
無断転載でも自作主張でも商用利用でも好きにすればよい。僕には作品の気持ちはわからない。
作った作品を振り返ると、まるで自分ではない別人が作った作品のように思われる。
こう書くとまるで自分の創作物に対し愛がないように思われるかもしれないが、
現状生涯を創作に捧げるつもりではいるし常に本気で創作してはいる。それが愛かは知らないが。
終日こういう事ばかりを考えているので、無断転載がどうだ、己の一次創作がどうだ、
というのを見ると、何を根拠にそう作品の心持ちを代弁できるのだろうと、純粋に不思議に思う。
二次創作に対して独占欲を抱いているともっと始末が悪い。そもそも二次創作って創作なのか。
少なくとも僕は自分の二次創作を創作と捉えたことは一度もない。ファンレターの類ではなかろうか。
そもそも今転がっている二次創作物の殆どは著作権違反を黙認されている状況なので、
せめてもうちょっとひっそりやった方がよいんじゃないかなぁと思う。
それか有名無実化している法の方をどうにかするか。労基といい法律はめちゃくちゃ。
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