ダイアログ案
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……あ、こんにちは。いや、こんばんは、でしょうか?それとも、おはようございます、かな?
日本語って不便ですよね。すべての時間帯に使える挨拶というものが決められていませんから。一応「こんにちは」がそれに値するようですけど、芸能界では「おはようございます」がすべての時間の挨拶らしいですし、まったく統一もされていなければなにか公的な機関によって定められたルールでもありませんから。
……え?ボクは誰かって?「ボクが誰か」、ですか……。実はそれって結構難しい問いだと思うんですよ。ふつう、「あなたは誰?」って聞かれたら人は名前を答えるものだと思うんですけど、ボクは名前ってなんの意味もないと思うんです。だって、別にそこで嘘の名前を答えようが、初対面の人が知るよしはありませんし、それで何かが変わることなんてきっとない。名前っていうのはただのラベルであって、個体を呼称できる音素の羅列があればそれはなんだっていいんです。だから名前を聞くことに意味なんてないんですよ。かといって、その他の情報で「自分が誰か」を説明しようと思うと今度は複雑すぎる。たとえばボクは会社員だ、とか、好きな食べ物はりんごだ、とか、そういうことを言えるかもしれませんが、果たしてそれは「ボクが誰か」という問いを少しでも満たすものでしょうか?それはむしろ、「誰」でなく「どれ」に近いと思うんですよね。たとえばボクが動物が好きだ、と言ったとしましょう。あなたはその答えから「優しい性格だ」と類推したとする。この推論は、あなたやあなたが抱えた集合知の経験則に基づくものです。けど、それがあたってる保証なんてどこにもない。ボクの好みの情報を引き出すことであなたが得られるメリットというのは思考リソースの削減、すなわち「ラベリング」だ。あなたが抱えた「人間という生き物が取りうる形」の辞書を開いて、ボクはそのうちの”どれ”なのか?と見定めている。そんなことで「人が誰か」なんてわかりはしない。だからみんな口を揃えてこういうんです、他人の気持ちはわからない、と。それは自分が予期したその人の姿を、その人自身によって裏切られることが多々あるからだ。だけどなんてことはない、はじめからその予期が間違っていたというだけの話なんです。……ああ、すみません。つまりボクが言いたかったのは、「ボクが誰か?なんて、どうでもいいじゃないですか」ってことです。
それでも、あえて答えるとするなら、ボクは誰でもある。男かもしれないし、女かもしれない。年寄りかもしれないし、赤子かもしれない。あるいは神様かも知れないし、悪魔かもしれない。本当ですよ。ふふ。まあ、今は見たままの姿でお呼びしてくださってかまいません。(名前欄[???]→[少女])
……さて。こんな話をしておいてなんですが、今度はあなた自身についてお聞かせ願いたい。もちろん、「あなたが誰か?」を問いたいんじゃないですよ。ボクは、まさしく「あなたが”どれ”か?」を知る必要があるんです。
[難しい話が好きなほうだ]
[宗教には興味がない]
[男と女なら女のほうが好きだ]
[大勢といるより一人でいる方が得意だ]
[コレクター精神が強い]
[ゲームで敵を倒しまくると気持ちいい]
[のんびり屋なほうだ]
[本を読むのが好きだ]
[予想がつかないことをしてみたい]
[都会と田舎なら]
都会派
田舎派
[ゲームで最も重視するのは……]
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シナリオ
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