オランダ語って難しいいいえ
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オランダ語の日本語文献ってマジで少ないよね。おれは言語学習で一番役立つ教材はDuolingo(PC版)のTips欄だと思っているので主にそれを参照しながらやってる。Duolingo自体はゴミに等しいんだけど、PC版なら全言語のTipsが見られるのはかなりありがたい。基本的な文法はだいたいカバーしてくれてる。
藍くんのオランダ語評価
文法:8/10
教材量:4/10
発音:6/10
実用性:2/10
総合評価:5/10
1.文字
なんと英語とすべて同じ。これが地味にありがたいのよ。なぜって入力の手間が大変省けるから。大抵の言語はñやらçやらABC以外のカスが紛れ込んでるんだけど、オランダ語は英語と全く同じ26文字のみ。
2.語順
基本的にはSOV(V2語順)ということになっている。SOVは日本語と同じで、主語→目的語→動詞の順番。例えば「私はりんごを食べる。」は「[私]は{りんご}を<食べる>」([]=主語,{}=目的語,<>=動詞)と分解できる。英語なら「[I] < eat > an {apple}」となる。じゃあオランダ語は?「[Ik] < eet > een {appel}」です。おい!話が違うじゃねぇか!と思うかもしれない。しかしこれはV2語順という特性が働いてるから。V2語順っていうのは要するに「何があろうと動詞は文章の2番目に来ますよ」というルール。動詞であるetenは2語目に来る必要がある。故に3語しかないと自然にSVOになってしまうけど、もう少し長くなるとSOVになる。
例:Ik wil de appel niet eten.
ちなみにオランダ語には否定を表す言葉がgeenとnietの2つありややこしく思えるかもしれないが、「geen」が「een」が来た時にやってくる否定語だということを覚えておけばさほど困らない。今回もde appelじゃなくてeen appelにするとIk wil geen appel etenになる。
3.冠詞
冠詞は他のロマンス諸語とかゲルマン諸語と比べるとかなり楽。一番ありがたいのは不定冠詞が一つしか無いこと。比較的簡単と言われるスペイン語でさえunとunaで分かれる。ドイツ語とかになると男性・女性・中性に4格で分かれるから不定冠詞だけで12個もある。バカか。
4.語形変化
超絶楽。格変化が起きない。ありがたすぎる。代名詞による変化もほとんどない。スペイン語やフランス語だと現在形だけでガッツリ6つに分かれるけど、オランダ語は実質3つしかない。しかもplural系は全部原形だから実質2つとも言える。ありえんくらい楽。
5.発音
やや難しい程度。スペイン語とかと比べりゃ難しいけど、他の言語と比べてメチャクチャ難しいってわけではない。ただ例外が多いのがネック。文法もそうだけど、オランダ語は「例外の言語」と言われるほど基本ルールを無視してくる例外事項が多い。
6.実用性
オランダとベルギーでしか使えない。さらに言えばオランダ人の9割は完璧な英語を喋れるので、確実にどちらかに住みたいってわけでもない限り学ぶのは正直無駄だろう。
おまけ:楽しさ
オランダ語はかなり楽しい。単語がいちいちかっこいいから。実用性を犠牲に、ドイツ語よりも簡単な文法とそのままのかっこよさを手にした言語それがオランダ語。
ちなみに他の言語の個人的評価(ある程度学習した言語のみ)
【英語】
文法:9/10
教材量:10/10
発音:5/10
実用性:10/10
総合評価:8.5/10
【スペイン語】
文法:6/10
教材量:7/10
発音:10/10
実用性:9/10
総合評価:8/10
【中国語】
文法:7/10
教材量:9/10
発音:1/10
実用性:9/10
総合評価:6.5/10
【エスペラント】
文法:7/10
教材量:2/10
発音:8/10
実用性:1/10
総合評価:4.5/10
【トキポナ】
文法:10/10
教材量:1/10
発音:10/10
実用性:1/10
総合評価:5.5/10
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