250130
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https://www.youtube.com/watch?v=FrYXZPbGZaM
本気チャオチャオかなりよかった。ARuFaが珍しく運がない回だった気がする。てんでだめでしたね。でも加藤さんにブチギレたとこはよかった。前回も加藤さんにキレてたよね。ARuFaの”内”にある「遊びに対してナメを許さない」精神が垣間見れて好きだった。彼の唯一の人間要素だと思う。完璧に生きるためには邪魔だもんな。
家族解散まで千キロメートル
<前半感想>
浅倉秋成の本面白いんだけど、流浪の月見た後だと文章力の差が露骨に感じられる。浅倉秋成が悪いわけじゃなくて流浪の月がバケモンすぎたんだけど。いや、にしてもひたすらにverboseな感じがする。116〜118Pとかひどいぜ。ミステリ作家としては秀逸だが心理描写はてんでだめだな。
あと根本的な問題として危機のスケールが小さ過ぎるというのもある 人命がかかってるわけでもなし、田舎の祭りの御神体一台だぁ? 古典部シリーズじゃねーんだから。そして描写がいずれもチープ。子供が、しかも男がセックス見て吐くかよ。淫夢見て爆笑してんだぞ現実の子供は。
<読了>
この本、全員の知能指数がえげつなく低い。ニノ国かよ。ラスボスのあすなですら支離滅裂。
登場人物がかわるがわる5回くらい土下座をしているが、一度も実際に行われなかった更紗の心中土下座のほうがよっぽど重い。これがフィクションや。世界一軽い涙、世界一軽い感動。「俺ではない炎上」はあんなに面白かったのに……。ここまでつんつるてんになり得るんですね。なんというか、もちろん枝葉末節もダメだったんだけど、出鼻から既に横転していた気がする。セッティングが駄目すぎる、致命的に。この食材では残念ながら面白く出来ません。編集がネタ出しの時点で止めるべきでした。
男がセックス見て吐いたシーンもいちおうの理由付けがされていたけど、世相を切るようなネタを入れたかったというだけで熱量がゼロです。こんなに熱量が伴わないアセクシャルやゲイ談義はじめて見た。流浪の月みたいなアウトキャストを見た後だと特に酷い。作者はぜってーアセクシャルじゃねーだろ、ぜってーゲイじゃねえだろ、それらの何一つも理解してねーだろ、という気持ちしか沸かない。もちろんLGBTQについて語る作家は全員LGBTQじゃなきゃいけないなんてことは無いんだけど、それにしたって、いくらなんでももう少し文字にこう、真摯さというか……。希薄、その二言に尽きます……。
読む価値なしの本でした。プロットツイストだけでは物語は面白くなり得ないという好例ではあった。一番盛り上がったのが”仮の終結”の後からつづく話だけど、それもなんというかショックバリューで一時的に盛り上げてるだけでお話の面白さとは言い難いしな……。本書の一番酷いのは、メカニズムが先にあってそれに登場人物というコマを設置して駆動させただけというこの構図です。ミステリは本来これで別にいいんだけど、今回に関してはテーマを『家族』にしてしまったばっかりにこの作家性がえげつないミスマッチを起こしている。『家族』テーマなら、しかもそのフィロソフィカルな面に深く切り込むなら、凪良ゆうのような叙情へのビルドが必需でしたね。
あんた間違えたよ。確かにミステリは共感への訴えや叙情があまり必要でないジャンルではあるが、それでもどんな物語にも読者の『共感』は要る。視点人物である周がIQ3なうえに読者とまったくシンクロし得ない思考回路しか持ち合わせていないのが致命的すぎた。IQ3を探偵役にすな。
思うに、周に限らないが、登場人物が空っぽのくせに全員強弁すぎる。なんでこんな喧嘩腰なんすか、どいつもこいつも。
時間を無駄にしたぜ……。何かを穢された気すらする。何が悲しくて10万字かけた虚無を読まなきゃならなかったんだ。
読書ってどうしても読み切るしかないのが嫌なところだな。アニメみたく途中で切るってことがどうしてもできません。冷静に考えると奇妙な話なんだが。別に切ってもいいはずなんですけどね。ただ「俺ではない炎上」は面白かったから期待してしまったのよ……。
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